名古屋市交通局復刻レトロカラーバス応援プロジェクト

名古屋市営交通100周年祭企画続々

[場所]名古屋市交通局

愛知県の名古屋市交通局は2022年8月1日で100周年を迎えた。現在、それを記念した「市営交通100年祭」企画が着々と進行している。
このうち大型プロジェクトの一つとして名古屋市営地下鉄東山線/名城線・名港線に、かつての黄色い電車(黄電)のカラーリングがラッピングで再現された車輛の運行を行っている。

東山線100形車輛のカラーをラッピングによって再現した5050形5177編成。本郷
なお、黄電ラッピングはクラウドファンディングで募集した寄付金によって施工されたことを一言添えておく。
名古屋市営交通100周年祭のお知らせ&トピックスのトップページへは下記URLにて。
https://100th.kotsu.city.nagoya.jp/topics/

「昭和レトロ」カラーな市バス車輛が名古屋の街を走るかも…

その「市営交通100年祭」企画大型プロジェクト第2弾として、市バス「復刻デザイン『レトロカラーバス』応援プロジェクト」が始まっている。
当プロジェクトに関しては、現時点において名古屋市営地下鉄の駅にポスターが掲出されていたりしているので、地元の方はすでにご存知と思うが、せっかくなので全国へとお伝えいたしたく、この程こちらへ記事を書かせていただいた。

名古屋市営地下鉄の駅に掲出されていたポスター。タイトルとも。写真はモノコックバスだが、実際にはスケルトンバスにラッピングが施される。
市バス「復刻デザイン『レトロカラーバス』応援プロジェクト」の内容は、かつて名古屋市内を走っていた懐かしい「昭和レトロ」な車輛塗装や花バス、市電のカラーリングを市バス11両にラッピングなどで再現し『レトロカラーバス』として復刻。すでに運行中の1両と合わせて12両を、市バス全12営業所に各1両配置して運行される。何とデザインの異なる12両のレトロカラーバスが名古屋市内全域を股に架けて運用され走行するという一大フェスになるわけだ。
ところで、ポスターではモノコックバスの写真が掲載されているが、名古屋市交通局には稼働できるモノコックバスはないので、おそらくスケルトンバスにラッピングなどが施されるモノと思われる(笑)。
さてココからが重要で、ラッピングなど制作費用に活用するため、クラウドファンディングにより寄付金を募集している。
募集期間は~2022年9月30日(金)まで。
詳細は下記URLにて。
https://100th.kotsu.city.nagoya.jp/topics/detail/55/
クラウドファンディングへも上記HPからリンクをしている。

名古屋の「市営交通100年祭」について

1922年(大正11年)8月1日に開始した名古屋市営交通は、2022年8月1日に100周年を迎えました。
ここを新たな出発点とし、お客様に感謝を伝えるとともに、市営交通への理解と愛着をさらに深めていただけるよう、2021年度から2023年度にかけて名古屋市営交通100周年記念事業「市営交通100年祭」を実施しています。

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。


[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。