JR東日本・駅たびコンシェルジュを訪ねてみた

鉄道が主役の旅スタイルを応援する見どころ案内

[場所]記事的にはJR船橋駅&JR成田空港駅

先日、当サイトの姉妹サイト富山と東京に「JRE駅たびコンシェルジュにて おわら風の盆 を生中継」という記事を書くべく筆者的に思ったのが「駅たびコンシェルジュとは何ぞや?」という疑問。なので筆者近隣の駅にある同施設を訪ねたのだが、訪ねて解ったこととして、まだ開設して1年チョイの施設だったということ。ならば鉄道旅好きの皆さんに伝えるべく、こちらでも記事にしてしまおうか…と、そのような経緯でココで紹介することにした。
訪ねたのは筆者在住地近隣のJR総武線 船橋駅の駅たびコンシェルジュになる。
店舗内に入ると一番奥に旅の案内(相談)カウンターがあり、その手前には大型モニターが据えられ、これを視聴する席として椅子が約10脚ほど置かれたスペースが配されている。
先の流れからの話になるが、ここで おわら風の盆 の生中継が行われるのだなということが容易に想像できた。
ちなみにこのスペースにおいては、おわら風の盆 の中継のような観光情報オンライン中継はもちろん、趣味の会オンライン講座なども開催されているとのことだ。

JR船橋駅の駅たびコンシェルジュは みどりの窓口 の隣にある。

まずは「おわら風の盆」生中継のご案内

駅たびコンシェルジュの話の前に、おわら風の盆 の、生中継について。
おわら風の盆が2022年は3年ぶりに開催されるのだが、その おわら風の盆 を開催する富山市八尾の街の様子を、JR東日本・駅たびコンシェルジュにおいて当日9月1日~3日に現地から生中継することになった。
詳細は下記URLにて。
https://www.jreast.co.jp/press/2022/20220722_ho01.pdf
なお、成田空港・空港第2ビル・渋谷は現地からの中継は行わず、過去の収録動画の配信。羽田空港(モノレール第3ターミナル)での開催はなし。浜松町については当面の間休業。

駅たびコンシェルジュとは…

「駅たびコンシェルジュ」はJR東日本の主要25駅にある観光情報発信や各種旅行相談を行う案内所兼のスペースで「『私の行きたい』が見つかる」をコンセプトに、コンシェルジュが観光のご案内をしてくれる拠点になっている。
筆者が訪れた船橋駅は営業時間が10時~17時だが、店舗によって営業時間はマチマチなので、店舗検索は下記URLにて。来店予約もできる。
https://www.jreast.co.jp/travel/ekitabi_concierge/index.html

駅たびコンシェルジュ船橋の店頭。

成田空港駅も訪ねてみた

さて、上で 成田空港 などは現地からの中継は行わず…との注釈が気になって、成田空港駅も訪ねてみた。

成田空港駅の駅たびコンシェルジュ店頭には外国語がズラリ並んでいるが「駅たびコンシェルジュ」の文字が、看板からは見つからない。
そこで判明したことは、大型モニターはあるが、椅子などはなく、のんびり視聴するスペースがないという点。
まぁコレなら仕方ないナとは考えられる。
さて、そこで思ったのが「ココってかつて、びゅうトラベルサービス系列の“訪日旅行センター”だった場所では!?」ってこと。

右の入口脇の案内プレートに「駅たびコンシェルジュ」の文字を発見。英語では「JR イースト トラベル サービスセンター」という。なので“びゅうプラザ”の仲間なことが解った。
なので調べたトコロandEにおいて「株式会社びゅうトラベルサービスは、2022年4月1日に株式会社JR東日本びゅうツーリズム&セールスに社名を変更、『観光流動創造会社』として新たなスタートを切る。それに先立ち21年3月から、それまで利用されてきた『びゅうプラザ』を順次閉鎖し、『駅たびコンシェルジュ』に転換。加えて22年3月には旅行商品のパンフレットを原則廃止した。」との文言を発見した。

左入口の上の看板は実はモニターで、英語、北京語、ハングル、さらにお得なチケットのご案内も映る。
ちなみに、成田空港駅の駅たびコンシェルジュは、訪日外国人向けということもあってか、未だ 訪日旅行センター の雰囲気、いわゆる びゅうトラベルサービス の面影が残っている点によって、世間の 駅たびコンシェルジュ 各店舗が びゅうプラザ だった過去を思いださせてくれたのかも知れない。

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。


[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。