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「路肩軌道」とは、道路の路側帯に寄り添うように敷設された線路を指す隠語
京都市洛西の広隆寺仁王門前に敷設の線路は複線路肩併用軌道であった…
[場所]京福電気鉄道嵐山本線 帷子ノ辻-太秦広隆寺前
「路面電車の併用軌道は、道路の真ん中を通っているイメージがあるが…」の書き出しにて2025年10月15日にアップした「とさでんの単線路肩軌道を訪ねる…その3」の中で、路肩軌道がある路線の例として「神奈川県の江ノ電」「熊本県の熊本電鉄」の名を列挙したが、複線の路肩併用軌道ゆえ、筆者の頭の中からブッ翔んでいた京都市右京区の嵐電 帷子ノ辻-太秦広隆寺前 をフッとした切っ掛けで思い出したので、何はともあれ急ぎコチラにて紹介させていただく。

嵐電の広隆寺仁王門前を通る路面電車は、撮影名所として昔から有名だが…
京都市右京区太秦の広隆寺仁王門は、目の前を嵐電の路面電車が横切っている写真スポットとして昔から有名だが、筆者はこの地点の複線線路が路肩軌道なことをスッカリ忘れていた。
普通の路面電車の軌道の印象として頭の中に残ってしまっていた(汗)。
上写真は東(太秦広隆寺駅)側から西方の眺めで、次は仁王門をやや南側から見てみよう。

そして西側から東方を眺めてみよう。


■江ノ電っぽい車体カラーの電車の正体は!?
タイトルに掲載の写真の電車の車体色が神奈川県の江ノ電っぽく見えた方は多いのではなかろうか?
実はこの電車はモボ631形631号「江ノ電号」で、2009年10月に同電鉄が江ノ島電鉄との姉妹提携したことを記念して施されたカラーリングを纏っていて、まさに江ノ電色の電車なのであった。


札幌市電 西4丁目-すすきの 間
記事冒頭にて、さらに「札幌市電 西4丁目-すすきの 間もホボ同時期に路肩軌道なことを思い出した…」と記しているが、同区間の軌道は路肩を通っているけれども、道路の車線の左右に離れて線路が敷設されているため、電車はクルマと同じ方向に走るので、やはり筆者の頭の中からスッカリぶっ翔んでいた(言い訳)。


筆者撮影の関連動画:https://youtu.be/eqyxvSsthFQ
ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。
[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。


