「いい日旅立ち」タグアーカイブ

スタンプ物語39・中野駅

駅前の巨大なサンプラザと

薬師さんと親しまれる門前町

中央線下りで新宿から次の快速停車駅が中野です。東京メトロ東西線も合流するターミナル駅で、相互直通運転も行われています。北口では中野警察大学校が移転したのを機に大規模な再整備が行われており、北口改札は2012年5月19日に位置が変わりました。高架の下をくぐる中野通りにも橋上デッキが設けられ、さらなる開発が期待されています。

スタンプは「新井薬師とサンプラザ」。北口改札を出ると目の前にそびえるのがサンプラザです。音楽、宿泊を兼ねた複合施設で旧名称は全国勤労青少年会館。昭和48年(1973)に開業し、地下2階、地上21階の独特なデザインの建物ですが、将来的には隣接する中野区役所と一体化するため、2018年以降に取り壊すことが報じられました。

もうひとつの新井薬師は北口から徒歩15分。どちらかといえば西武池袋線新井薬師前駅のほうが徒歩5分と近いのですが、先代の「わたしの旅スタンプ」時代からスタンプの印影となっています。
新井薬師の正式名称は新井山梅照院薬王寺といい、真言宗豊山派の寺院で中野では最大級を誇ります。創建は天正14年(1586)で、古くから眼病や子育てにご利益があるとされ、現在も根強い信仰を集めています。寺院の井戸水(白龍権現水/写真右)は飲用でき、水汲みの人もあとを絶たず、山門からは門前町の商店街も広がっているので、買い物なども楽しめます。
次回の停車駅は高円寺駅です。


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※スタンプは紛失・摩滅・取替などの事情により、ない場合もございますのでご了承ください。また、駅員のいない時間帯は押せないこともありますのでご注意ください。
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鶯谷駅開業100周年スタンプ設置

記念ポストカードはお早目に

中央線でも90周年イベントが

ここんところ、取材撮影が多くてなかなか更新できずにすいません。夏場はポケモンのスタンプラリーや東京メトロスタンプラリーなど、子ども向けのイベントが盛りだくさんで、休日でも車内は賑わっていますね。この暑いなか、親子連れのラリー参加が微笑ましいものです。

さて、今回はスタンプ物語25で紹介しました鶯谷駅が開業100周年を迎え、7月11日~12月31日の期間限定で上記の記念スタンプが設置されています。また、南口改札係員に申し出れば、右のような100周年記念ポストカードももらえます。鶯谷駅開業直前の古写真が載っており、下の余白に記念スタンプが押せるようになっています。ただし、在庫がなくなるとプレゼントは終了しますので、ぜひお早目にお見逃しなく!

また、中央線でも先月、高円寺・阿佐ヶ谷・西荻窪の3駅が開業90周年を迎えました。こちらは「すぎなみクイズラリー」と称し、駅周辺の商店などを回るラリーです。期間は8月1~21日と短く、押印も10~16時と限られていますが、駅設置のラリースタンプは週替わりのようで、すでに2週目に入っています。小ぶりですが、きちんとしたラリー印ですので、お近くの方はぜひ押印してみてはいかがでしょうか? ステキな賞品も当たるそうです。詳しくはこちらをご覧ください。


※スタンプは紛失・摩滅・取替などの事情により、ない場合もございますのでご了承ください。また、駅員のいない時間帯は押せないこともありますのでご注意ください。

スタンプ物語38・東中野駅

中央線屈指の撮影場所

菜の花と桜のコントラストが絶景

スタンプは「中央線と桜」。西口の山手通りにかかる桜川橋の先の線路沿いに桜並木があり、土手には菜の花も咲いています。都区内の中央線では市ケ谷~飯田橋間と並ぶ桜の名所で知られ、シーズンは撮影者でも賑わいをみせています。現在、環状道路の工事が延々と続いており、西口も2012年度完成の駅ビル「アトレ」の建設が現在も続いています。桜並木は当初道路整備で伐採される予定でしたが、当面は現状のままで維持されることになりました。

東中野のかつてのスタンプ(現在はなし)には、神田川と氷川神社が描かれていました。神田川は反対側の東口から近く、こちらも春先は川沿いの桜並木が見事です。氷川神社は西口から南下して徒歩5分。長元3年(1030)、源頼信が平忠常征討の際、武蔵国大宮氷川神社より勧請したもので、旧中野村の総鎮守となりました。9月中旬の土・日曜には例大祭が行われ、各町会から御輿や山車が出て盛り上がります。境内には屋台がたくさん出て、あの雰囲気でB級グルメを味わうのも楽しみのひとつです。
次回の停車駅は中野駅です。


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※スタンプは紛失・摩滅・取替などの事情により、ない場合もございますのでご了承ください。また、駅員のいない時間帯は押せないこともありますのでご注意ください。

スタンプ物語37・大久保駅

車窓から冨士山が見えれば

何かきっといいことがある!?

代々木新宿は山手線で紹介しましたので、千駄ヶ谷の次は大久保になります。

大久保のスタンプは「新宿高層ビル街と富士山」。新宿西口から副都心にかけては都庁をはじめとする高層ビル群が美しく見え、天気がよい日には富士山も見えます。ビューポイントととしては高架になっている中央線の大久保~東中野間になるのですが、毎日で通勤しているわけではないので、いざ富士山を撮ろうと思ってもなかなか撮れません。写真は文京シビックセンターの案内板です。ここまできれいに富士山が見えるのは青空が出る冬の一時期といわれています。

山手線でも紹介しましたが、大久保駅の東200mのところには新大久保駅があり、その間に新大久保のスタンプで紹介した「皆中神社」があります。連日賑わいをみせるコリアンタウンは新大久保から東ですが、職安通り沿いまで広く韓国料理や、韓国グッズ、韓流スターの店が点在しています。
それ以外の史跡では駅から北西徒歩6分のところに鎧神社があります。醍醐帝(898~929)の時代に創建された円照寺の鬼門鎮護のために造られたそうで、社名は日本武命(やまとたける)が東征の際に甲冑六具を蔵(きす)めたことに由来しています。また天暦元年(947)に平将門(?~940)の鎧を埋めたことも伝わっています。明治期に摂社として祀られた天神社には享保6年(1721)の銘が刻まれた珍しい狛犬型庚申塔があり、区の有形民俗文化財に指定されています。
次回の停車駅は東中野駅です。


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※スタンプは紛失・摩滅・取替などの事情により、ない場合もございますのでご了承ください。また、駅員のいない時間帯は押せないこともありますのでご注意ください。

スタンプ物語36・千駄ヶ谷駅

広大な新宿御苑は都心のオアシス

国立競技場や神宮球場へも近い

スタンプは徒歩5分の新宿御苑(千駄ヶ谷口)。 江戸時代は内藤家の江戸屋敷があった場所で、明治5年(1872)に農業振興のため内藤新宿試験場となり、明治39年(1906)に現在の名に改められます。もっともこの頃は宮内庁が管理しており、一般には開放されていませんでした。国民公園となるのは戦後の昭和24年(1949)からです。
新宿御苑は広さ58.3ha、周囲3.5kmという広大な庭園で、東京地下鉄丸の内線新宿御苑駅のほうにも新宿口・大木戸口があります。スタンプに描かれている建物は、昭和天皇の御成婚を記念して昭和3年(1928)に竣工した旧御涼亭で、当時日本領だった台湾の方々から寄贈されたそうです。そのため中国南方の建築様式ですが、近年は建物老朽化のため、内部見学ができません。他にも皇族関係者が休みをとった明治29年(1896)竣工の旧洋館御休所があり、立替のため平成19年(2007)5月から閉館となっている温室も平成24年(2012)秋にはリニューアルオープンを予定しています。

千駄ヶ谷には長い間、改札内に旧国鉄のわたしの旅スタンプ台があり、わたしの旅スタンプに類似したスタンプ(現在はなし)がありました。磨耗の激しい状態の印影しかないので恐縮ですが、国鉄時代のわたしの旅スタンプに類似した「国立競技場と御苑の駅」で、国立競技場が描かれています。この国立競技場内には秩父宮記念スポーツ博物館も併設されており、オリンピックやスポーツの歴史が紹介されています。
また、徒歩6分のところに将棋会館があることからホームには将棋の水飲み場があり、その裏側には将棋盤の桝目が彫られています。さすがにここで将棋を打っている人は見かけませんでしたが。
さて、中央線はこのあと代々木新宿と続きますが、こちらは山手線のところで紹介していますので、駅名をクリックしてご覧ください。
次回の停車駅は大久保駅です。


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※スタンプは紛失・摩滅・取替などの事情により、ない場合もございますのでご了承ください。また、駅員のいない時間帯は押せないこともありますのでご注意ください。