1/50プラモデルEF58お召し列車専従機が装い新たに登場

アオシマの国鉄直流電気機関車EF58ロイヤルエンジン6月下旬発売

青島文化教材社1/50電気機関車シリーズNo.4 EF58 60/61コンパーチブルキット

EF58のプラモデルは、以前から1/50電気機関車シリーズNo.6として、直近では2017年6月に再販されていたが、この度「1/50電気機関車No.4国鉄直流電気機関車EF58ロイヤルエンジン」として、装いも新たに60/61号機コンパーチブルキットになって2020年6月下旬に発売される。
なお記事内の画像は特筆以外は青島文化教材社提供。

完成見本。タイトルも含め、写真は試作品なので、実際の商品とは異なる箇所があるとのこと。
注目の追加変更点は、前照灯/尾灯パーツを新規に作成(要上級者向け加工)、ワイパーなど細部のディテールアップに加え61号機再現用のエッチングパーツを用意、模型を引き立てる車番や装飾のメタルシールと新規デカールが付属で、豪華版キットになっている。

完成見本。写真は試作品なので、実際の商品とは異なる箇所があるとのこと。
完成見本。写真は試作品なので、実際の商品とは異なる箇所があるとのこと。
サイズは全長約398mm、全高約71mm(パンタグラフ下降時)、全幅約56mm。
シリーズNo.も変わったのでパッケージデザインも一新。お召し列車牽引時の姿のイラストが箱を飾っている。

装い新たなパッケージ箱の蓋上部のデザイン。
パッケージ箱サイド上下のデザイン。使用色が示されているのが有りがたい。
上写真では「使用色」が見づらいのでココで左上から順に記しておこう。なお、色番号はGSIクレオス「H」は水性ホビーカラー、「C」はMr.カラーになる。ブラックH2・C2、レッドH3・C3、イエローH4・C4、ブルーH5・C5、シルバーH8・C8、ゴールドH9・C9、つや消しホワイトH11・C62、つや消しブラックH12・C33、あずき色(赤2号)H33・C81、ウッドブラウンH37・C43、つや消し剤(フラットベース)H40・C30、薄茶色H44・C51、ニュートラルグレーH53・C13、RLM65ライトブルーH67・C115、スカイ(ダッグエッググリーン)H74・C26。
ちなみに、使用色のスペース右には「対象年齢は15才以上です。このキットは塗装されておりません。接着剤・塗料は別にお買い求めください。」のお願いも記されている。
では箱の蓋を開けて、中のパーツも見ていこう。

基本パーツ類はグレーの樹脂を使用している。
車体サイドの帯モールは、すでに一体で成型してある。
青島文化教材社さんから、「この1/50電気機関車シリーズは45年ぐらい昔のプラモデルで大変に組み立てにくく、上級者向けとなっています。合わせが悪く、精度も出ていないので自力で解決できる根気強さが必要です。」との助言をいただいている。

[価格]8,200円(税別)
JANコード 4905083-059722

株式会社青島文化教材社
TEL 054-263-2595 (平日9時〜17時)
http://www.aoshima-bk.co.jp/


せっかくなので筆者撮影の実車写真を載せておこう。人気的にはEF5861号機の写真にすべきだろうが、たまたまEF5860号機の写真が発掘されたので、それを掲載させていただいた。

EF5860+荷物車。東海道本線京都駅にて。1978年9月、筆者撮影。

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。

[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。