静岡ホビーショー第60回…WOODY JOE篇

1/160帆船と1/80ヨーロッパの街並み木製模型キットを紹介

[場所]ツインメッセ静岡

静岡県といえば「模型の世界首都」を名乗っている。この静岡市にあるツインメッセ静岡において「第60回 静岡ホビーショー」が2022年5月11日~15日の5日間、静岡模型教材協同組合の主催で開催された。このことは、2022年5月15日アップ「静岡ホビーショー第60回…鉄道系展示巡覧篇」で報じているけれども、その記事の中で「出展メーカー名の末尾に『♥』が付いているブースに関しては、いずれ単独にて、不定期ながら紹介予定…」と予告してあったが、その流れでのブース展示品の中から、この度は「株式会社ウッディジョー」(以後「WOODY JOE」と表記)のブースを紹介していこう。

WOODY JOEのブース。
WOODY JOEは、昨年の静岡ホビーショー・レポートでは「前篇」と「後篇」の2回に分け、特に後篇では「おうちで巡る1/150スケール日本の城24選」と題して、WOODY JOEの日本の城シリーズを盛大に掲載したが、本年は、展示品の中から1/160「日本丸」と1/80「ヨーロッパの街並みシリーズ」が、スケール的に鉄道ジオラマに使えそうな気がしたので、それらを中心に紹介していこう。

■木製帆船模型「日本丸」
船模型のラインナップのスケールは1/75〜1/350と船舶によって様々なのだが、その中で「木製帆船模型 日本丸」は1/160とNゲージより少し小さいが、まぁストラクチャーとして飾る分には問題なかろう(個人の感想です)と思い、紹介させていただく。

1/160スケール 木製帆船模型「日本丸」帆付の船首側。
船尾側。
なお、ココでは「帆付」を掲載しているが、「帆なし」もラインナップされていることを申し添えておく。

■ヨーロッパの街並みシリーズ
「ヨーロッパの街並みシリーズ」が1/80で出ている。この縮尺といえば日本型HOゲージ16番スケールと同じなので、何かに使えるかなと思い紹介しておこう。

左から「イギリス」「イタリア」「ドイツ」。
後の「日本の城」は1/150なので、それと比べて「ヨーロッパの街並み」シリーズの1/80のスケール感が伝わるだろうか。
「ヨーロツパの街並み」シリーズ開発者の言葉。
ちなみに、ヨーロッパ型HOゲージ模型は日本製といえども1/87スケールで製品化されているのが大半なので、なぜヨーロツパの街並みが1/80なのか…は深く考えてはいけない(笑)。

■木造電車&機関車
Nゲージに対応した木の電車シリーズ「懐かしの木造電車&機関車」は、昨年の同コーナーでも紹介したが、せっかくなので本年も掲載しておこう。

木の電車シリーズのラインナップと、足回りの説明。
同シリーズにはホームと駅舎も製品化されている。
上で「対応した」と記したのは、足回りや動力は付属していないため別途購入が必要で、電車ならKATO小型動力ユニット「N-GAUGE11-105」もしくは台車を推奨、客車や貨車なら別にKATO小形車両用台車「N-GAUGE 11-097」をお勧めしている。

株式会社 ウッディジョー
http://www.woodyjoe.com
TEL(カスタマーサービス)054-298-6200

ウッディジョー・通販
https://woodyjoe.shop-pro.jp

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。

[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。