大井川本線EL牽引旧型客車ビール列車運転など大鉄の話題

鉄道が主役の旅スタイルを応援する見どころ案内

元・近鉄16000系電車使用の「山岳夜行」も運行…など

[場所]大井川鐵道 大井川本線

SL動態保存運転の老舗 大井川鐵道は、2022年(令和4年)9月23日深夜~24日未明に台風15号により大井川鐵道沿線に降った大雨の被害で 川根温泉笹間渡-千頭 間の線路が不通になっている。
なお、家山-千頭間の大井川鐵道によるバス代行運転は、2023年10月1日以後からはコレに代わり川根本町が運行するコミュニティバスが結んでいる。同バスの運行時刻・運賃・停留所は下記URLにて。
https://www.town.kawanehon.shizuoka.jp/soshiki/kurashikankyo/kankyoseisaku/tyoueibasu/13386.html
そして、大井川鐵道の黒いSLである C10 8 号機は2025年6月2日~10月9日の期間に定期検査で新金谷車両区へ入ってしまうため、大井川本線で現在(記事アップ日時点)走っている蒸気機関車は「トーマス号」のみとなる。黒いSLの運転の再開は10月10日(金)を予定しているとのこと。

夜の家山駅に停車する旧型客車。画像:大井川鐵道

旧型客車ビール列車は昼飲みコースと納涼コースの2パターン

2025年夏は旧型客車によるビール列車が運転される。
ビール列車内では、ビールはもちろん、ハイボールやソフトドリンクも飲み放題。おつまみ弁当付。

夜の家山駅。昨年の写真なのでイメージ。画像:大井川鐵道
運転日、運転時刻、旅行代金などは下記図表にて。

表内のURLからはリンクしていないので、リンクはコチラにて。https://daitetsu.jp/archives/280108。図表:大井川鐵道
ビール列車の旅行代金には上記の飲み放題とおつまみ弁当の提供が含まれているけれども、飲み物、おつまみ持ち込み可とのことなので、それ以外も飲みたい方にも嬉しい配慮が為されており、ありがたい。

旧型客車の車内。画像:大井川鐵道
詳細・お申し込みは下記URLにて。
https://daitetsu.jp/archives/280108

大井川鐵道創立100年記念 伝説の「山岳夜行」列車をリブート

大井川鐵道は、創立100周年記念事業の一環として、2025年7月26日(土)~8月16日(土)の毎週土曜日に、元・近鉄16000系電車による夜行列車「山岳夜行」を金谷・新金谷→家山・川根温泉笹間渡 間にて運行する。

家山駅に停車する16000系電車。画像:大井川鐵道
なお、家山駅では6時30分発の千頭駅行の川根本町コミュニティバスに接続しているので、その先の井川線沿線探訪や寸又峡温泉訪問など奥大井観光に便利な時刻設定になっている。
運転概要は下記の図表にて。

図表:大井川鐵道
上の図表では解りづらいが、山岳夜行は金谷→川根温泉笹間渡 間をただ単純に夜間に移動するダイヤではなく、かつての金谷駅にて大垣夜行接続3時30分発千頭行の列車をイメージしているとのことで深夜の金谷駅にも乗り入れる予定があるそうだ。

富士山をバックに金谷駅へ進入する16000系電車。昼間の撮影なのでイメージ。
その辺のことは、下記プレスリリースを読んでいただきたくお願いする。

図表:大井川鐵道
山岳夜行には元・近鉄16000系電車が使用されることは上記したが、その座席クラスは4種類が用意されている。

図表:大井川鐵道
ゆっくりツイン・シングル。画像:大井川鐵道
ストレッチツイン。画像:大井川鐵道
ゆったりBOX。画像:大井川鐵道

詳細は下記URLにて。
https://daitetsu.jp/archives/281971

16000系電車のサイドビュー。昼間の撮影なのでイメージ。福用-大和田 
予約は下記アソビューURLにて。
https://www.asoview.com/channel/tickets/dNO7yWgthH/

「777記念乗車券セット」「令和7年7月7日特別記念モデル腕時計」発売

令和7年7月7日の「7ならびの日」を記念して、記念商品「大井川鐵道777記念乗車券セット」を限定販売・「令和7年7月7日特別記念モデル腕時計」を受注生産する。
⚫️大井川鐵道777記念乗車券セット

表内のURLからはリンクできないので、リンクはコチラにて。https://daitetsu.myshopify.com/。図表:大井川鐵道
発券数は1,000セット限定。
購入は、
●大井川鐵道ONLINE SHOPよりリンク
https://daitetsu.myshopify.com/

●プラザロコ店にて 令和7年(2025年)7月7日から販売する。

⚫️令和7年7月7日特別記念モデル腕時計

表内のURLからはリンクできないので、リンクはコチラにて。https://daitetsu.myshopify.com/。図表:大井川鐵道
裏面には刻印が入っている。画像:大井川鐵道
なんと、鉄道模型の老舗として名高い東京・銀座の天賞堂との共同製作した特別記念モデル。
完全受注生産での販売。受付は2026年(令和8年)7月6日まで。
購入は、
●大井川鐵道ONLINE SHOPよりリンク
https://daitetsu.myshopify.com/

大井川鐵道ファンクラブに入会すれば車両運用が解る…

当サイト2025年6月1日アップ「大井川本線のブルートレイン塗装のELが急行で定期運転を開始」の中にて、定期運用に就かなくなった以後も「事前の運用発表をしていただけたら有りがたく…」云々の発言をしているが、実のトコロ「大井川鐵道ファンクラブ」なるオンラインサロンがあって、ココに入会すれば大井川鐵道の「車両運用スケジュール」、「ヘッドマーク掲出スケジュール」や、その他の情報などが会員限定で手に入ることが、その後に解った(汗)。
まぁ、世の中そのようなモノ(笑)。
なお、この大井川鐵道ファンクラブのメンバーになると、一般プランで1ヶ月ごとに1,280円の支払いが生ずることを申し添えておく。
詳細は下記URLにて。
https://lounge.dmm.com/detail/9128/

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。

[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。