黒部峡谷鉄道…2026シーズンも当面は猫又駅まで

トロッコ電車の2026年の運行区間の見通しは如何に…

さらに後序にて冬ならではのトロッコ電車で雪景色を楽しむツアーをご紹介

[場所]黒部峡谷鉄道本線 宇奈月-猫又or欅平

「鉄軌道王国」を名乗る富山県にある地方鉄道の一つ、黒部峡谷鉄道のトロッコ電車の2026年シーズンの運行見通しは、昨年2025年12月に復旧工事の進捗状況の説明会があって、その時の発表はすでに各方面のメディアにてアナウンスされているけれども、やはり本年のことなので当サイトでは年が明けてからの2026年1月に、この黒部峡谷鉄道の運行見通しの記事をアップさせていただくことにした。

新山彦橋を、宇奈月温泉の駐車場脇にある「やまびこ展望台」から眺めたトコロ。後述するツアーでは、この鉄橋の上までトロッコ電車に乗って行き、雪の黒部峡谷を眺めるという内容。
黒部峡谷鉄道のトロッコ電車の昨年2025年シーズンの営業運行は11月30日をもって完了したことは皆さんご存じだろう。
その2025年シーズンは、2024年1月元日に発生した能登半島地震により釣鐘橋が損傷したため、トロッコ電車のメイン期間の運行区間は 宇奈月-猫又 間での営業運転にとどまり、シーズン中に本来の終点である欅平駅までの全通は叶わなかったことをご承知の方も多いと思う。
上述の復旧工事の進捗状況の説明会は、そのような状況下の2025年12月に黒部市において開催された。

宇奈月駅の東側に架かる跨線道路橋からの、欅平駅方の眺め。とりあえず、左の景色を覚えておいていただきたい。
黒部峡谷鉄道線の本年2026シーズンのトロッコ電車の運行期間および区間は、2026年春の運行開始日は4月20日(月)からで、まずは4月23日(木)まで宇奈月-笹平 間(予定)にて運行し、4月24日(金)から9月末までは、宇奈月-猫又 間(予定)の運行として、2025年シーズンと同じくすることを決めている。

上写真の左の前後2本の上路アーチ鉄橋部分のアップ。奥の上路式アーチ橋が新山彦橋で、走行列車は欅平駅を目指して(2023年時点)鉄橋を渡る下りトロッコ電車。初秋の撮影のため、後述する項の周辺の景色的には、雪景色ではないのでイメージ。ちなみに、手前の上路式アーチ橋は現在歩道として活躍している山彦橋で、かつてのトロッコ線路の廃線跡でもある。
そしてこの説明会での会見によると、釣鐘橋の損傷部分の復旧作業は、雪解け後から本格的に行う。全線開通は復旧工事が順調に進めば、2026年10月中にも全線で運行を再開できる可能性はある。ただし、この冬の雪による被害や2026年の復旧工事の進捗など不確定な要素も多く、全線開通の時期が明らかになるのは橋の工事の完了時期を見通せる7月上旬で、その頃には正式に発表できると思う…との話だった。

黒部峡谷トロッコ電車HP内
2026年度 営業のご案内についてURL
https://www.kurotetu.co.jp/news-detail/?post=572

このHP内からは、2026年8月31までの時刻表のPDFにもリンクにてアクセスできるが、せっかくなのでその直URLを載せておこう。
https://www.kurotetu.co.jp/pdf/news_6944d2ef30eb9662978ffd67b200e0289b8a1170a074520251219132207.pdf

※9月以降の運行時刻は、以後に別途ご案内いたします…とのことだ。

トロッコ電車に宇奈月駅から新山彦橋上まで往復乗車する冬だけのツアー2選

宇奈月駅から出て最初の鉄橋が新山彦橋になる。その鉄橋上まで宇奈月駅からトロッコ電車に乗って往復する冬だけ限定のツアーを1月10日~2月の金・土・日・祝に開催。
催行日や参加費など詳細は下記にて。

●冬の黒部峡谷プレミアムツアー
土・日・祝
https://www.kurotetu.co.jp/news-detail/?post=561

●冬の黒部峡谷Enjoyツアー

https://www.kurotetu.co.jp/news-detail/?post=567

本記事に使用している写真は初秋の撮影のため、雪景色ではないので、当記事の写真においてしつこく記すけれども、黒部峡谷鉄道の雪景色に関しては、項中においては皆さんにはイメージとして見ていだければ…幸いだ。

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。


[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。


奥の上路式アーチ橋が新山彦橋で、