一万三千尺物語号2023年4月~の運行計画

鉄道が主役の旅スタイルを応援する見どころ案内

高低差4,000mがテーマのダイニング列車

[場所]あいの風とやま鉄道 高岡-泊

あいの風とやま鉄道の観光列車「一万三千尺物語」は、例年4月~の運行計画が冬頃に発表される。
2023年度の4月~9月の運行カレンダーも2月28日に発表されていたが、当サイトではギリギリのこの時期にお伝えする。
一万三千尺物語号は英語名「The Story of 13000’」も付される、「高低差4,000mがテーマのダイニング列車」のこと。

一万三千尺物語号の泊方3号車、クモハ413-1(種車クモハ471-8)。小杉駅
車輛はかつての国鉄交直流急行形電車の機器を流用して造られた、いまや数少ない413系を、そこから観光列車に改造した電車で、あいの風とやま鉄道での編成番号は「AM01」になる。
「一万三千尺」とは、標高3,000m級の山々が連なる立山連峰と、深海底の海面からの深さが約1,000mある富山湾との高低差4,000mを尺貫法にした数値で、それを漢字にて表現している。

一万三千尺物語号の高岡方1号車側面のシンボルマーク。右は2号車、モハ413-1(種車モハ470-8)。小杉駅
2023年度前半の一万三千尺物語はお昼スギの1号「富山湾鮨コース」と、夕方の2号「越中懐石コース」の2タイプあるのは例年通りであるが、本年は1号が4月1日~、2号が6月3日~の土日を中心の運行(8月12・13日は運休)となる。

1号「富山湾鮨コース」

1号「富山湾鮨コース」の運転時刻は、
富山 12:18発 →泊 13:08着~13:23発 → 富山14:26着
所要時間:約2時間8分
料理提供者は富山県鮨商生活衛生共同組合

2号「越中懐石コース」

6月3日~運行の2号「越中懐石コース」の運転時刻は、
富山 16:34発 → 黒部 17:07着~17:21発 →高岡 18:11着~18:30発 → 富山 18:50着
所要時間:約2時間16分
料理提供者は株式会社五万石
和菓子提供者は引網香月堂

お食事・ルート紹介
https://13000story.com/map/

運行カレンダー・予約方法
https://13000story.com/reserve/

一万三千尺物語号の高岡方1号車、クハ412-1(種車クハ451-37)山側。小杉駅
タイトル写真も1号車で、その海側。越中大門にて撮影駅
一万三千尺物語の詳細は下記にて。
https://13000story.com/common/images/pdf/13000story-ja-202304.pdf?20230228a

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。


[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。