「中央本線」タグアーカイブ

車窓から眺める名勝案内「寝覚の床」

鉄道旅を一層たのしくする車窓案内シリーズです。今回も特急しなの利用の方必見です!

[場所]JR中央西線 倉本-上松

変化に富んだ木曽路を進行 中央西線

前回に続き、中央西線 倉本-上松 間にある、車窓から眺めることができる木曽八景をもう一つ。
倉本駅から上松寄りへ約5kmの地点にある寝覚ノ床がそれで、木曽川が刻んだ峡谷の河原に花崗岩の巨岩や奇石が居並ぶ壮大な景観が眺められる。長野県歌『信濃の国』の4番に「旅のやどりの寝覚の床」と登場しており、大正12年(1923年)には国の史跡名勝天然記念物にも指定されている。 続きを読む

車窓から眺める名勝案内「小野の滝」知っていましたか?

鉄道の旅を一層たのしくする車窓案内です。特急しなの利用の方必見!?

[場所]JR中央西線 倉本-上松

山の中に鉄路あり 中央西線

中央西線は恵那から薮原までは木曽川水系に添って上っていく。この区間はくねった渓谷が続くその川筋に合わせるように線路が敷設され、まさに「木曽路はすべて山の中」といった景観が続いている。しかしそんな路線だからこそ、線路から至近に景勝があったりするものだ。
続きを読む

『決定版 旅と鉄道スタンプ帖』本日発売です

『決定版 旅と鉄道スタンプ帖』(廣済堂出版)

定価600円。購入はこちら

昭和6年(1931)に北陸本線福井駅で誕生したといわれる駅スタンプ。その後、DISCOVER JAPAN、一枚のキップから、いい日旅立ち、わたしの旅スタンプなどのキャンペーンを経て変遷し、現在もなおJRやその他の私鉄、第3セクターで新印が設置されるなど、根強い人気を誇っています。デジタルにはない現地へ行って押す楽しみもあるからでしょう。本書ではJR東日本東京支社77駅、都営地下鉄102駅の全駅の印影を紹介し、状態から設置場所まで完全把握。スタンプの歴史やスタンプの押し方なども掲載し、1冊で94個も押せるお買い得スタンプ帖です。

鉄道コム鉄道コムのランキングクリックお願いします。

スタンプ物語43・西荻窪駅

善福寺池はちょっと遠いけど

四季折々の自然がいっぱい!

第30回から始まった中央本線沿線の旅も東京支社印での紹介は今回が最後になってしまいました。
スタンプは「善福寺公園と荻」。駅から関東バスで約5分、善福寺下車徒歩5分になりますが、駅から徒歩20分程度ですので善福寺川沿いを歩いて散策するのも一興かもしれません。
善福寺池は上池と下池の2つの池からなり、善福寺川の水源になっているほか、杉並浄水所の水源にもなっています。都立公園として整備されたのは昭和36年(1961)ですが、古来より湧水池として知られていました。周辺には武蔵野の雑木林が残り、春はサクラ、秋は荻の名所として知られています。ただ、上池と下池ではかなり趣が違い、上池はボート場(土・日曜、祝日のみ営業)があって遊ぶことができますが、下池は湿生植物の保護がされており、荻の見られるのは下池になります。

園内の上池にある市杵島神社には源頼朝が奥州征伐の際に飲水を求めて井戸を掘ったが、水の出が遅く弁財天に祈ってようやく水が出たことから「遅野井」(写真左)と呼ばれ、かつての地名にもなっていました。
近くには源頼朝が奥州征伐で戦勝祈願した井草八幡宮(写真右)もあり、境内には文華殿(宝物館)、民族資料館もありますが、文華殿は例祭日の9月30日~10月1日のみ、民族資料館は公開が4~7月、9~12月の第1日曜日、8月の第4日曜(入館200円、10~15時)と限定(10月は別棟で企画展を開催し無料)されていますので、見学したい方は公式サイトでご確認ください。

また西荻窪駅から関東バスで約7分、荻窪警察署前で下車(駅から徒歩なら20分程度)すると、平成17年(2005)3月にオープンした杉並アニメーションミュージアムと荻窪八幡神社があります。杉並アニメーションミュージアムは杉並会館3F部分にあり、藤子不二夫作品に登場する小池さんのモデルとなった鈴木伸一氏が館長をつとめ、アニメ全般の歴史や制作過程などを紹介しています。入館無料。10~18時。月曜(祝日の場合は翌日)休。スタンプもあり、シアターやライブラリーもありますので、1日ゆっくり楽しむことができます。

隣接する荻窪八幡神社(写真左)は旧上荻窪村の鎮守で、前九年の役(1051~62)の際、源頼義が戦勝祈願したと伝わり、江戸城を築いた太田道灌も石神井城主・豊島泰経を攻める際に祈願し、その際に植えた樹齢500年の道灌榎(写真右)が御神木として祀られています。
中央本線は終わりましたので、続いては北に目を向け、東北本線へと進みます。ただし田端まではすでに紹介していますので、次回の駅は上中里駅になります。


より大きな地図で 西荻窪駅 を表示

※スタンプは紛失・摩滅・取替などの事情により、ない場合もございますのでご了承ください。また、駅員のいない時間帯は押せないこともありますのでご注意ください。
鉄道コム鉄道コムのランキングクリックお願いします。

スタンプ物語42・荻窪駅

音楽評論家・大田黒元雄の自邸は

四季折々の花が咲く区民憩いの場

スタンプは駅南口から徒歩7分の大田黒公園です。この公園は音楽評論のパイオニアといえる大田黒元雄(1897~1979)の自邸を整備したもので、師の遺志に基づき、遺族から杉並区に寄贈されたものです。

園内には回遊式日本庭園や茶室、昭和8年(1933)建立のレンガ造洋館を改装した記念館などがあり、四季を通じて自然と親しむことができます。開園は9~17時で入園無料。年末年始を除き無休。紅葉などの季節には夜間の時間帯も開放される期間があり、ライトアップの庭園を楽しむこともできます。

続いて北口にも目を転じてみましょう。北口から徒歩10分のところには天沼弁天池公園(写真左)があり、写真右の杉並区立郷土博物館分館(入館無料/9~17時/月曜〈祝日の場合は翌日〉、第3木曜〈祝日の場合は翌日〉休)もあります。また西口改札の北口から徒歩5分のところには、和銅元年(708)創建で、荻窪の地名の由来となった「荻寺」と呼ばれる古刹・光明院があります。
次回の停車駅は西荻窪駅です。


より大きな地図で 荻窪駅 を表示


※スタンプは紛失・摩滅・取替などの事情により、ない場合もございますのでご了承ください。また、駅員のいない時間帯は押せないこともありますのでご注意ください。
鉄道コム鉄道コムのランキングクリックお願いします。