アオシマ1/45プラモ EF66 27号機が流通限定で発売

株式会社ダイモ70周年記念特別企画商品

青島文化教材社プラモデル1/45トレインミュージアムOJシリーズNo.SP電気機関車EF66 27(ニーナ)

JR貨物のアイドル・ロコ 「ニーナ」ことEF66 27号機の1/45スケール・プラモデルが大阪にある模型などホビーの卸売問屋「株式会社ダイモ」の企画により青島文化教材社から発売された。
1/45スケール・トレインミュージアムOJシリーズのEF66としては、以前に3度ほど「No.4後期型」「No.5前期型」「No.7後期型貨物更新機」がすでに発売されているが、この度の「EF66 27」は、そのSP版「流通限定商品」になる。
ところで、上記で言う後期型とは「0番台2次車」20号機~55号機を指している。

青島文化教材社1/45スケール・トレインミュージアムOJシリーズNo.SP 電気機関車EF66 27号機キットのパッケージ上部デザイン。  画像:青島文化教材社
このキットは、シリーズNo.も変わったのでパッケージデザインも一新。EF66 27のJR貨物のカマになってからの写真が箱を飾っている。
なお、プラモデルなのでイマサラの話だが、組み立てをするのはもちろんのこと、製品では未塗装なのも言わずもがなだろう。
ということで、未塗装ではどんな雰囲気なのかも、参考までに2021年5月の静岡ホビーショーに展示されていた前回「EF66後期型・貨物更新機」の試作品にてお見せしておこう。

2021年の静岡ホビーショーに展示されていたEF66の前製品、1/45スケール・トレインミュージアムOJシリーズNo.7 電気機関車EF66後期型貨物更新機の試作品。ということでイメージ。
ちなみに上写真は試作品なので、本製品では窓などはチャント抜けているので安心していただきたい。
この度のNo.SPでは、前製品のNo.7にて別売りだった、ヘッドライトなどを点灯させるLEDセット・アルミ製車輪セットをすでに付属している。

ヘッドライトなどを点灯させる付属LEDセット。 「一部キットを切削する等の加工が必要な上級者向け商品となります。取り付けには電気配線の知識が必要です。」の注釈が添えられている。 画像:青島文化教材社
付属のアルミ製車輪セット。 画像:青島文化教材社
さらに付属デカールはトレインマークが新規になっているのも注目点。

新規トレインマークが付いた付属のデカール。 画像:青島文化教材社
付属の展示台はフラットな道床と整備用ピットの2種類をリバーシブルで再現できる。パンタグラフはPS22形が付属され、展開時と収納時を選択可能。台車は見えない所までリアルに再現など。
完成時本体寸法は約400mm×120m(パンタグラフ含む)×60mm。展示台寸法は約480mm×80mm×24mm。

[価格]24,200円(税込)
JANコード4905083-066287
JR貨物承認済

株式会社青島文化教材社
TEL 054-263-2595 (平日9時~17時)
http://www.aoshima-bk.co.jp/

商品取り扱い店舗などは、下記URL「ホビージャパンウェブ」にて。
https://hjweb.jp/article/1013817/

EF66 27の外観を参考までに…

「ニーナ」ことEF66 27はアイドルロコとして有名なカマなので、どんなカラーリングかは当サイトの読者の皆さんならご存じであろうと想象できる。なのでイマサラになると思うけれども、筆者が「模型の世界首都静岡」のJR静岡駅で撮った同機の写真がタマタマあった。

「世界の模型首都」静岡市では、毎年5月に静岡ホビーショーが開催される。
なのでそれと、さらに同日に前後区間で撮った、ある意味追っかけをした結果の一連の写真を含め、これらニーナの写真3枚を、せっかくだから載せて塗色の説明に代えさせていただこう。

静岡貨物駅に停車中のEF66 27「ニーナ」を、脇を通る電車からスマホにて撮影。左が大阪方。2021年8月4日。
JR東海道本線静岡駅へ東京方から進入するEF66 27「ニーナ」。2021年8月4日。
稲沢に停車中のEF66 27「ニーナ」を、脇を通る電車からスマホにて撮影。左が大阪方。ココではカマが貨車から外されていた。2021年8月4日。
撮影は2021年8月4日で、この日は青春18きっぷ利用で東海道本線にて首都圏から関西へ上洛中のおり、大船駅にてニーナに追い抜かれたため、この先ドコかでニーナを追い抜くだろうと予想し車窓を観察していたトコロ、静岡貨物駅において追い抜き返した時の様子が1枚目の写真。そして直後に静岡駅で下車して待ち構えて撮影したのが2枚目の写真。次は笠寺駅でニーナをまた追い抜いたので、ならばと名古屋駅で下車して待ち構えていたら通過番線を予測し間違えて撮影できず。その後、稲沢にてニーナを想定通り追い越したのだが、この時に撮ったのが3枚目の写真になる。
稲沢ではカマが貨車から外されていたため、ニーナ発車までは時間が掛かるであろうとのヨミから、この後は結局それ以上の深追いはせず、速やかに関西へと向かったのであった。

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。

[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。