静岡ホビーショー第63回…鉄道系展示巡覧=後篇

まずは各ブースを巡って目にした鉄道系の展示品を大まかに紹介/その2

[場所]ツインメッセ静岡

静岡県といえば「模型の世界首都」を名乗っている。その静岡市にあるツインメッセ静岡において「第63回 静岡ホビーショー」が2025年5月14日~18日の5日間(一般公開日は17日・18日のみ)に、静岡模型教材協同組合の主催で開催された。
ということで14日の業者招待日に訪ねてきたので、ショー出展各ブースの中から、鉄道系模型に関わりそうな展示品を抜粋してリポートをお届けしよう。

第63回のWelcome board。
ちなみに掲載の順番は、まず北館の入口に近いブースからジグザクに、次は南館の入口に近いブースの手前側から、という順な点と、見出しの出展メーカー名はホビーショーのパンフレット館内マップ掲載名に依っていること、記事中本文は極力控えて、写真のキャプションメインで解説している点を申し添えておく。
なお、この度も前篇・後篇に分けての紹介になる。
そして、記事中で出展メーカー名の末尾に「♥」が付いているブースに関しては、いずれ単独にて、不定期ながら紹介予定なので、その時を待っていていだだけたら幸いだ。

北館大展示場の西寄りから

鉄道系展示巡覧篇前篇ではウッディジョーにて記事を〆させていただいたが、後篇はその近くのカトーから紹介していこう。

■カトー♥
カトーの日本型車輌のスケールは、特筆がない限りは1/150スケールNゲージな点を申し添えておく。

カトーの東側展示。奥がHOゲージ(16番)で、手前がNゲージ。
ジオラマくんの周囲を走るE353系。
ジャストプラグを組み込んだ各製品。
手前はHO運転士・車掌A。それ以外の人々はNスケール1/150。奥はNスケールのフィギュア配置例。
フィギュアアニマル1/150各種。
■クラウンモデル
クラウンモデルは、いまではエアガンで有名だが、かつてはZゲージの車輌を生産していた。
そのような同社が、この度も「MINIRAMA~NEXT~」なる製品を展示していた。
この展示の中に、前回は予定モノだった「東京」と「大阪」の2つが陳列されていたので、それを掲載しておこう。

大阪(イメージ)。
東京(イメージ)。

クラウンモデルHP
www.crown-model.co.jp

■ディディエフ♥
ブランド・ロゴは「DDF」。

セミ・オーダーD-PLANS「水郷をゆく電車」ベースからのレイアウト見本。
コチラもD-PLANS「水郷をゆく電車」ベースからのセミ・オーダーレイアウト。さまざまなパターンのアレンジができることが解る。「完成品の製作も承ります。」とのことだ。
アーチ橋。コチラも「製作受付中」。
■ベルファイン
鉄道系ではないけれど、サンダーバードのプラモデルキットの完成見本が展示されていたので、筆者の趣味として掲載させていただく(汗)。

サンダーバードメカニックセレクションパート1に含まれている高速エレベーターカーは1/144スケール。
サンダーバードメカニックセレクションは、この後も続々発売予定とのこと。
BellFineのURL
https://bellfine.co.jp

南館大展示場

■スタジオユーワ
一昨年の本コーナー後篇においてブロックを組み上げて造る鉄道車輌模型プラモブロックを紹介しているが、2025年の第63回では、そのプラモブロック車輌の中をくり抜いてそこに別売Nゲージ小型シャーシを組み込み、Nゲージ線路を実際に走らせられる作例を展示していた。

手前の車輌は、別売Nゲージ小型シャーシを組み込んだプラモブロック東京メトロ東西線15000系。
コチラは、別売Nゲージ小型シャーシを組み込んだプラモブロック東京メトロ丸ノ内線2000系。
上写真の車輌の、プラモブロックとしての製品のパッケージ。
別売Nゲージ小型シャーシに自作ペーパー車体(?)を載せた謎の車輌もNゲージ線路を走っていた。
STUDIO YU-WAのURL
https://studioyu-wa.com

■フリースタイル
鉄道系展示品ではなく、またまた筆者の趣味になるが、フリースタイルに建機のミニカーが陳列されていたので掲載させていただく。

手前、WSI 1/50 WIESBAUER MERCEDES-BENZ ACTROS MP4 BIG SPACE SLT 8×4 100 TONNER BROSHUIS-7 AXLE。
車両運搬車に搭載の建機は、WSI 1/50 VOLVO EC220D。
幅広バケットのショベルカーは、WSI 1/50 PREMIUM LINE LIEBHERR R914 COMPACT TIER IV EXCAVATOR。
フリースタイル ミニカー通販URL
https://minicar-fs.jp

■国際貿易
鉄道模型的にはプルプラの会社。

takadaのブースをサイドから眺めた、ホボ全景。
上写真の手前寄りプルプラ・スペースの正面からの眺め。
ヘッドマークメタルマグネット&ステッカー。写真内にプルプラはの説明もあるので、プルプラが何たるか?など気になった方は写真右手前のプレートの文を読んでいただきたくお願いしたい。
後列に並んでいたプルプラのアップ。
ししゅうタグのアップ。
国際貿易プルプラHP
https://kokusaiboeki-webshop.com/pull-plus/

■TTC♥
ブランド名は「takeda」。
「3Dスキャン体験」を各日14名限定で大々的に実施していた。

takedaブースには、この写真のような「3Dスキャン体験」スペースが設けられていた。が、残念ながら筆者は模型業界の人ではないので中に入っていない。レポートできず、申し訳ない。
takedaモケイ商品を使って作成したジオラマ情景模型とのこと。
3Dプリント・フィギュアシリーズは8月から10セット一挙登場予定とのこと。
3Dプリント・フィギュアシリーズは各1/150スケール6体セット。その一つ「介護」のアップ。ナゼこれをアップ写真に選んだかは深く考えてはいけない(汗)。
TTC株式会社 タケダ事業本部
https://www.takeda-edu.jp

■津川洋行♥

津川洋行ブースのサイドからのホボ全景。
「NEW」の展示。コチラの製品は後日に紹介予定。
ジョークトレインシリーズに「ねこ」(小型動力付)が登場予定。他のキャラが乗っているジョークトレインもあるので、そちらは後日に紹介予定。
■青島文化教材社
アオシマは鉄道系の模型の展示はなかった。だが、いつもプレスリリースを送ってきていただいてと日頃お世話になっている同社なので(なんか読んだ覚えのあるセリフである)せっかくだから、筆者の若い頃の鉄道以外のもぉ一つの趣味であったオートバイの、そしてドンピシャ世代の車種ホンダCBX400F II型が「1/12完成品バイクシリーズ」にて2025年9月発売予定で展示されていたので、その写真を載せさせていただく。

1/12スケールCBX400F II型のラインナップ。
なお、CBX400F 初期I型は2025年4月にすでに発売済なことを申し添えておく。

アオシマURL
https://www.aoshima-bk.co.jp

冒頭でも記したが、出展メーカー名の末尾に「♥」が付いているブースは後日に単独で、不定期にはなるが紹介予定なので乞うご期待(笑)。

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。


[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。