大井川鐵道 井川線60周年記念式典&各種記念券など

[場所]大井川鐵道 井川線

SL動態保存運転の老舗 大井川鐵道が千頭駅より先で運行している 井川線 が2019年8月1日で「大井川鐵道井川線」となって60周年を迎える。これを祝して、千頭駅で記念式典を行うとともに各種行事が催されるが、合わせてクールジャパンアワード2019を受賞した奥大井湖上駅の写真をあしらった「鉄カード」プレゼントの実施と、「特別デザイン乗車券」を発行する。
なお、記念式典は千頭駅にて8月1日11時~11時21分の記念列車出発まで。南アルプスあぷとライン周辺地域誘客協議会の主催により開催される。

記念式典会場となる千頭駅構内で佇む井川線用スハフ1形スハフ4。車輛的には式典とは関係なく、筆者の好みで掲載させていただいた。

鉄カードプレゼント

2019年8月1日(木)より、営業開始60周年記念 鉄カードを「井川駅まで有効な乗車券を持ち、井川線に乗車して井川駅に到着した際、乗車券をお持ちの方お一人1枚、鉄カードをプレゼントいたします。」とのことで、先着6,000名が貰え、無くなりしだい終了になる。

サイズはタテ6.2cm×ヨコ8.7cm。裏面には路線概要と大井川鐵道に関する豆知識を掲載している。
ちなみに、鉄カードとは、地方を走る私鉄の魅力を知ってもらおうと全国の私鉄有志が協力し作成した、自社の車輛などの写真をあしらった名刺ほどのサイズのカードで、適宜各社にて配布される。鉄カード事務局は明知鉄道に置かれ、2018年9月現在、全国の鉄道事業者およそ50社が参加している。

千頭⇔奥大井湖上 特別デザイン乗車券

2019年8月1日(木)より、営業開始60周年記念・クールジャパンアワード2019受賞記念 特別デザイン乗車券を「千頭駅⇔奥大井湖上駅を往復する際、千頭駅で往復乗車券をお買い求めの方に発行します。」とのことで、千頭駅のみで購入することができる。発行枚数は大人5,000枚、小人200枚の計5,200枚。

サイズはタテ3cm×ヨコ8.8cmの硬券乗車券。表面にはクールジャパンアワード2019を受賞した奥大井湖上駅をデザイン。
クールジャパンアワード2019は、世界各国の外国人が審査員となり、貴重な地域資源として評価した日本各地の文化や観光名所に贈られる賞で、奥大井湖上駅は静岡県内で初めての受賞。“2019”では53対象が選ばれ、本年5月27日に京都市で授賞式が行われた。
鉄カードプレゼント・特別デザイン乗車券に関するお問い合わせは大井川鐵道 南アルプスアプトセンター 0547-59-2137(平日のみ9時~16時30分)まで。

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。

[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。