姫路駅在来線ホームにキハ58!?

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[場所]JR山陽本線 姫路駅

JR山陽本線 姫路駅の駅立ち食いそばといえば、中華麺に和風だしというマッチングがウリの「えきそば」が鉄道旅好きの間では、その個性的な味わいで有名だが、この店舗のうち、在来線山陽上りホームの店舗がキハ58の外観にリニューアルされたと、いま話題になっている。

姫路駅の中華麺の立ち食いそばで有名な「えきそば」の代表格「天ぷらえきそば」360円。価格は2019年9月時点。
この駅そばは「まねき食品(株)」がやっており、上にも記したがテツ旅好きには以前からかなり有名だが、知らない人のために、下に丁度日清食品から出ている同名のカップ麺の蓋が手元にあったので、その裏にある解説により紹介しておこう。

姫路の「えきそば」はなんとあの日清食品からカップ麺が出ていて、姫路駅周辺の一部の店で購入できる。左がその蓋表。右はその裏で「えきそばの起こり」が印刷されている。なので、これによりえきそばの歴史紹介文は省略(謝)。
そんな「まねき」の在来線プラットホームの立ち食いそば店舗だが、山陽本線の上下線それぞれに各1店舗ある。そのうちの上り線ホームにある店舗の外観が、この度キハ58風の外観にリニューアルされたのだ。

なぜキハ58の外観を選んだかというと「播但線で運行されていた気動車キハ58がモチーフ。」とのことで「当初フタの付いた容器で販売され、車内で食べることもできたことから、その時代を懐かしむ利用者からの要望もあり、気動車を模したデザインに決めました」とのことだ。筆者もいまから41年ほど前に同駅の播但線乗り換え通路にあった同店でプラ容器のえきそばを買い、播但線の車内で食べた思い出はある。ただし当時はDD54牽引の旧型客車ではあるが(笑)。
プレオープンは2019年8月11日で、グランドオープンが同年8月19日。筆者はたまたま12日に同店舗によったのだが、そんな期間とはつゆ知らず、ただ外観を撮るのみに至ったが、帰宅して、それがプレオープン翌日と知り、急遽記事にすることに相なったしだいだ。

そんな状況なので、メニューなどは撮っていないのもあり、販売品目に関しては、以前に撮ってあった下の「JR姫路駅新幹線乗降口前マネキダイニグ」にあるサンプルと、そこへのキャプションにての紹介でお許し願いたい。

マネキダイニングのサンプル。在来線立ち食い店舗で食べられるのは上段左の方。他に新メニューとして、カレーえきそば450円、イカ天えきそば420円、ちくわ磯辺揚げえきそば420円などがある。
なお、店内には姫路の版画家岩田健三郎氏の作品がが展示されているが、これまた上記の理由により写真を撮っていないので、ここでの紹介はない。まぁ、テツ旅好きの皆さんにとっては、先にネタを知ってると、いざ訪れた時の感動が減るんじゃないかな(←言い訳)と思ったのもある。

マネキダイニングでは駅弁類なども販売されている。
ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や変更があった場合にはご容赦ください。

[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。