静岡ホビーショー第60回…グリーンマックス篇

なんとHOゲージ16番スケール1/80マルチプルタイタンパーをラインナップ

[場所]ツインメッセ静岡

静岡県といえば「模型の世界首都」を名乗っている。この静岡市にあるツインメッセ静岡において「第60回 静岡ホビーショー」が2022年5月11日~15日の5日間、静岡模型教材協同組合の主催で開催された。このことは、2022年5月15日アップ「静岡ホビーショー第60回…鉄道系展示巡覧篇」で報じているけれども、その記事の中で「出展メーカー名の末尾に『♥』が付いているブースに関しては、いずれ単独にて、不定期ながら紹介予定…」と予告してあったが、その流れでのブース展示品の中から、この度は「グリーンマックス」のブースを紹介していこう。
グリーンマックスいえばNゲージ1/150のキットや完成品に強いメーカーなことは当サイトの読者ならご存知だろう。

右下がマルチプルタイタンパー。他、まずはこの展示配置を覚えておいていただきたい。
ところで、サブタイトルに「マルチプルタイタンパー…」云々と記してあるが、それは後に回させていただいて(どこぞのTV情報バラエティ番組のようである)、この周囲に展示されていた鉄道車輛の模型から紹介していこう。

まずは上の棚の車輛から

上写真の上段右に東横インのストラクチャーが写っているが、コレは昨年の同コーナーで紹介しているのでスルー(笑)して、その右隣から順に右へみていこう。

車輛的に左から、国鉄クモハ11形400番台/クハ16形400番台未塗装キット、旧型国電床下機器(見本車輛はクモハ51形)、営団300形/400形/500形未塗装キット。
JRキハ110/111/112形(200番台・湯けむりラッピング)完成品。
東急電鉄8500系完成品。
東武鉄道10030型完成品。
上田電鉄1000系完成品。
JR北海道キハ54形(500番台・地球探索鉄道花咲線ラッピングトレイン)完成品。
近幾日本鉄道22000系ACE完成品。

次は下段の車輛

なお、グリーンマックスの車輛の場合「完成品」「塗装済キット」「未塗装キット」に分かれているのは皆さん知っていると思うが、掲載写真ではプライスカードをカットして撮ってあるので区分がつけにくくなっている。なので、その旨は写真のコメントに記したので、それを参照していただきたくお願いしたい。

近幾日本鉄道5200系+2800系(名古屋線)完成品。
国鉄(JR)103系塗装済みキット。
名古屋鉄道9500系完成品。
左から、JR311系(製品では)完成品(らしい)、ビンカラーステンレス色。

そしてマルチプルタイタンパー

Nゲージ1/150スケールのマルチプルタイタンパーは昨年2021年10月に発売されているのでご存知の方は多いだろう。

手前Nゲージ1/150スケール(プラッサー&トイラー純正色)完成品、奥HOゲージ16番1/80スケール(製品は黄色の予定)キット。
さて、この度発売になったのはHOゲージ16番1/80スケールのディスプレイモデルのマルチプルタイタンパーになる。

HOでは作業者人形3体と車輛操作者人形1体が付属している。
なんと2022年9月22日メーカー出荷。まもなく発売だ。
Nゲージの時には「プラッサー&トイラー純正色」と「東鉄工業色」の2種類が共に動力付で出ていたが、HOゲージでは車体色は黄色の1種で、ディスプレイモデルということで動力も付いていない。

製品説明を見ているとワクワクしてくるね。
保線用機械モデルは、運転が目的というよりは、レイアウトの側線の先あたりに置いて彩りを添える存在と割り切れば、無動力でも何ら気にならない存在ではあると思う。

Nゲージ静岡鉄道A3000形展示運転

静岡ホビーショーは今年、一般公開日もあったためか、地元静岡の静岡鉄道の電車A3000形の7色フルコンプリートをエンドレスレイアウトにおいて実演走行させていた。

ズラリ7色車輛&運転中の左上の編成は無塗色車輛、右奥から3番目は1919年に駿遠電気として創立した しずてつ が100周年を迎えた2019年にラッピングを施した「創立100周年記念」電車。
このA3000形模型は2017年4月発売なので、タイミング的には地元静岡の方々にウケてもらうための展示だったのかも知れない。

レイアウトを見ているとストラクチャーに目がいってしまうのはサガだろうか?

株式会社 グリーンマックス
http://www.greenmax.co.jp

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。

[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。