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[場所]元・蒲原鉄道 冬鳥越駅
新潟県にあった地方私鉄の蒲原鉄道蒲鉄線は信越本線加茂駅と磐越西線五泉駅を結んでいた。しかし1985年4月1日付(ラストは前日)で 加茂-村松 間が廃止され、1999年10月4日付(ラストは前日)では残る 村松-五泉 間も廃止され、全線廃止になった。
ところで、蒲原鉄道を走っていた車輛はそれなりに沿線各地に保存保管されているが、そのうちの3両を元・冬鳥越駅近くの冬鳥越スキーガーデンに保存展示している。そしてこのうちの1両のモハ1に屋根を掛けることが決定した。すなわち、スッキリとした写真が撮れるのは後わずかということになる。
モハ1に転機が訪れたのは全線廃止後で、車体に修繕工事が施行され、台車やパンタグラフなどを他から流用して、現在の姿になり、冬鳥越スキーガーデンに保存されている。
https://www.city.kamo.niigata.jp/fs/6/3/8/5/4/_/_________.pdf
他の2両も紹介しておこう
モハ61とED1には屋根が掛けられないので、この秋以後も全体を眺めることはできる。とは言えこの際だから、その2両の外観写真も載せておこう。
なお、こちらは説明板にそれなりに解説がされているので、ココでの能書きは省略させていただく。
■モハ61
■ED1
https://twitter.com/kamo_niigata/status/1415507615019192323/photo/1
なので、少なくともそれまでは屋根掛けの工事は始まらないということになり、モハ1の全体が眺められるのだろう。
■筆者撮影の蒲原鉄道の動画も視てネ(笑)!!
蒲原鉄道五泉駅周辺の走行シーン&五泉→村松の前方展望をユーチューブへアップしてあるので、視聴していただけたらありがたいです。撮影は1999年4月12日。記事中で紹介しているモハ61も動画内に出てます。
https://youtu.be/SI1FbG4R4f8
ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。
[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。