異界のナローゲージ・ワールドへいざなえる写真展のご案内

Narrow Gauge World -時刻表にない鉄道-
名取紀之 氏 写真展

[場所]リコーイメージングスクエア 東京・大阪

ナローゲージというと軽便鉄道のイメージが強いが、この度紹介する写真展Narrow Gauge Worldがスポットをあてているのは「時刻表にない鉄道」ということで、世界各地で、地域の足や産業を支える輸送手段として、人知れず活躍してきた鉄道・軌道になる。
日本においても森林鉄道や鉱山軌道など時刻表に載っていない産業用の鉄道がかつて各地にあったが、この類のワールド版といえようか。

左右パネルともドイツの北フリージア諸島。
会場は、リコーイメージングスクエア東京 と リコーイメージングスクエア大阪 になる。
ところで、東京での写真展だが2021年10月14日(木)から開催されており、もうすでに始まっていて、会期は10月25日(月)までになっている。筆者はその会期中後半に訪ねて記事にしたためアップが東京開催期間ギリギリになってしまったことをお詫びする。
それでは写真展の挨拶文を掲載しよう。

上写真の右パネル中央に掲げられている挨拶文。
出展者は 名取紀之 氏で、現在の鉄道模型趣味(TMS・Hobby of Model Railroading)誌の編集長を務めている人なので名前をご存知の方も多いだろう。筆者は、実は同氏とは20代に知り合って以後40年来の親睦があり、同氏がナローゲージには昔から造詣が深いことは存じていたので、この写真展の開催はぜひとも当サイトで紹介したかったのだが、筆者都合で遅くなってしまった(汗)。

中華人民共和国・マレーシア・イタリア・オーストリア・スイスのナローゲージ鉄道の写真も展示している。
左は台湾の重光煤礦。右隣は中華人民共和国の大連。
写真だけではなく、名取氏所蔵の犬顔の犬釘も展示されている。
大阪での開催は2021年11月25日(木)〜12月6日(月)(火曜・水曜定休)で、まだ会期に間に合うので、告知ポストカードを載せておこう。

大阪展の告知ポストカード。
開催日時や開催場所などは告知ポストカードの表の下に出ているので、ココで案内文を書くよりも、そちらを見てもらった方が解りやすいと思うので、それの掲載にて案内に代えさせていただく。

左が大阪、右が東京の案内。火曜・水曜は定休なのでご注意。

写真展と同名の図録も発刊

Narrow Gauge World -時刻表にない鉄道- 写真展では、会場にて同名の図録が発売されている。

表紙は表1・表4を貫いてドイツの北フリージア諸島の1枚写真。図録を置く位置が左右逆なので写真がつながっていない(汗)。
発行:OFFICE NATORI。B5判平綴じ、4色刷、60ページ。定価1,000円(税込)。
とりあえずは写真展会場での販売だが、状況によってはそれ以外での発売も考えるとのことだ。

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。

[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。