秩父鉄道SLパレオエクスプレス2022運転日程など

鉄道が主役の旅スタイルを応援する見どころ案内

[場所]秩父鉄道秩父本線 熊谷-三峰口など

埼玉県の 秩父鉄道 熊谷⇔三峰口 間を走る「SLパレオエクスプレス」が、2022年は3月19日(土)から12月4日(日)までの土日祝日を中心に、計101日間に運行する。

下りSLパレオエクスプレスは三峰口駅3番線へ到着する。そこでC58 363は切り離され機回し開始。1番線先の荷役線に転線して給水を行う。ちなみにSL関係の写真は2019年11月16日の撮影で、C58 363のヘッドマークは「うどんサミット」。
SLパレオエクスプレスはC58 363号SLが客車を牽引する観光列車で、1988年から運行されているが、牽引される客車が12系4両編成の現在における姿になったのは2000年からになる。
2022年の主な駅の運転時刻は、土曜・休日が下り-熊谷10:10発→三峰口12:50着、上り-三峰口14:03発→熊谷16:18着。平日が下り-熊谷10:12発→三峰口12:45、上り三峰口14:00発→熊谷16:20着。
詳しい停車駅および運転スケジュールなどは、下記URLにて。
https://www.chichibu-railway.co.jp/slpaleo/calendar.html
なお、三峰口駅の転車台周りは「SL転車台公園」になっていて、C58 363号SLの転向シーンが間近に眺められる。チョット古い写真になるが、その光景も載せておこう。

C58 363は荷役線で給水後に転車台へ移動。カマの向きを転向する。
C58 363を転向中。
カマを転向したら熊谷方へ引き上げて3番線へ転線。
C58 363をパレオエクスプレス12系の熊谷方へ連結する。これにて機回し完了。

3月12日より秩父鉄道全駅にてPASMOサービス開始

秩父鉄道 羽生-三峰口 間全駅にて、3月12日(土)始発よりPASUMOサービスを開始する。

長瀞駅ディスプレイに表示されたPASMO「3.12スタート」の告知。いま風の掲示スタイルであるが、ポスターと異なり複数の画面が数秒おきに出てくるため、このPASMO画面が表示されるまで待たねばならず、写真撮影するのには大変だった(笑)。
利用できる交通系ICカードは、「PASUMO」「Suica」「Kitaca」「TOICA」「manaca」「ICOCA」「PiTaPa」「SUGOCA」「nimoca」「はやかけん」の10種類。
秩父鉄道におけるPASMO定期券の販売開始日は2022年3月12日(土)からで、対応駅は、羽生駅・熊谷駅・ふかや花園駅・寄居駅・長瀞駅・秩父駅・御花畑駅の7駅。
その他の案内として、お手持ちの紙式の定期乗車券・普通回数券はPASMOサービス開始後も使用できるとのこと。
詳細は下記URLにて。
https://www.chichibu-railway.co.jp/wp-content/uploads/2022/01/20220127_ICcard.pdf

■デキ200形デキ201号の話題
2022年2月6日(日)に熊谷→長瀞→武州荒木→熊谷といった行路で運行した記念貸切列車に乗車する機会があったのだけれども、車中の人となると走行写真が撮れないという現実を思い知った。(←当たり前である…)
ナゼそのようなことを記したかというと、記念貸切列車は羽生方にデキ200形デキ201号が連結されたのだが、このカマのスタイルが黒塗りに端梁部が虎塗り警戒色という筆者好みのカラーリングだったので、個人の趣味になってしまうが、ココへ写真を掲載させていただきたくなったからだ。

長瀞駅にて発車を待つデキ201牽引の記念貸切列車。右は「秩父三社トレイン」ラッピング7505編成を使用した上り普通。2022年2月6日撮影
とはいえ、このカラーリングになったのは2020年1月なので、やや古いネタではあるが…。
そして、それにも増して上述のごとく、車中の人のため走行写真は撮れないし、足回りまで写っている写真も長瀞駅に停車中のしかないので、掲載はその長瀞駅に停車中の写真にてご容赦いただきたい。

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。

[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。