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鶯谷駅開業100周年スタンプ設置

記念ポストカードはお早目に

中央線でも90周年イベントが

ここんところ、取材撮影が多くてなかなか更新できずにすいません。夏場はポケモンのスタンプラリーや東京メトロスタンプラリーなど、子ども向けのイベントが盛りだくさんで、休日でも車内は賑わっていますね。この暑いなか、親子連れのラリー参加が微笑ましいものです。

さて、今回はスタンプ物語25で紹介しました鶯谷駅が開業100周年を迎え、7月11日~12月31日の期間限定で上記の記念スタンプが設置されています。また、南口改札係員に申し出れば、右のような100周年記念ポストカードももらえます。鶯谷駅開業直前の古写真が載っており、下の余白に記念スタンプが押せるようになっています。ただし、在庫がなくなるとプレゼントは終了しますので、ぜひお早目にお見逃しなく!

また、中央線でも先月、高円寺・阿佐ヶ谷・西荻窪の3駅が開業90周年を迎えました。こちらは「すぎなみクイズラリー」と称し、駅周辺の商店などを回るラリーです。期間は8月1~21日と短く、押印も10~16時と限られていますが、駅設置のラリースタンプは週替わりのようで、すでに2週目に入っています。小ぶりですが、きちんとしたラリー印ですので、お近くの方はぜひ押印してみてはいかがでしょうか? ステキな賞品も当たるそうです。詳しくはこちらをご覧ください。


※スタンプは紛失・摩滅・取替などの事情により、ない場合もございますのでご了承ください。また、駅員のいない時間帯は押せないこともありますのでご注意ください。

スタンプ物語38・東中野駅

中央線屈指の撮影場所

菜の花と桜のコントラストが絶景

スタンプは「中央線と桜」。西口の山手通りにかかる桜川橋の先の線路沿いに桜並木があり、土手には菜の花も咲いています。都区内の中央線では市ケ谷~飯田橋間と並ぶ桜の名所で知られ、シーズンは撮影者でも賑わいをみせています。現在、環状道路の工事が延々と続いており、西口も2012年度完成の駅ビル「アトレ」の建設が現在も続いています。桜並木は当初道路整備で伐採される予定でしたが、当面は現状のままで維持されることになりました。

東中野のかつてのスタンプ(現在はなし)には、神田川と氷川神社が描かれていました。神田川は反対側の東口から近く、こちらも春先は川沿いの桜並木が見事です。氷川神社は西口から南下して徒歩5分。長元3年(1030)、源頼信が平忠常征討の際、武蔵国大宮氷川神社より勧請したもので、旧中野村の総鎮守となりました。9月中旬の土・日曜には例大祭が行われ、各町会から御輿や山車が出て盛り上がります。境内には屋台がたくさん出て、あの雰囲気でB級グルメを味わうのも楽しみのひとつです。
次回の停車駅は中野駅です。


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※スタンプは紛失・摩滅・取替などの事情により、ない場合もございますのでご了承ください。また、駅員のいない時間帯は押せないこともありますのでご注意ください。

スタンプ物語37・大久保駅

車窓から冨士山が見えれば

何かきっといいことがある!?

代々木新宿は山手線で紹介しましたので、千駄ヶ谷の次は大久保になります。

大久保のスタンプは「新宿高層ビル街と富士山」。新宿西口から副都心にかけては都庁をはじめとする高層ビル群が美しく見え、天気がよい日には富士山も見えます。ビューポイントととしては高架になっている中央線の大久保~東中野間になるのですが、毎日で通勤しているわけではないので、いざ富士山を撮ろうと思ってもなかなか撮れません。写真は文京シビックセンターの案内板です。ここまできれいに富士山が見えるのは青空が出る冬の一時期といわれています。

山手線でも紹介しましたが、大久保駅の東200mのところには新大久保駅があり、その間に新大久保のスタンプで紹介した「皆中神社」があります。連日賑わいをみせるコリアンタウンは新大久保から東ですが、職安通り沿いまで広く韓国料理や、韓国グッズ、韓流スターの店が点在しています。
それ以外の史跡では駅から北西徒歩6分のところに鎧神社があります。醍醐帝(898~929)の時代に創建された円照寺の鬼門鎮護のために造られたそうで、社名は日本武命(やまとたける)が東征の際に甲冑六具を蔵(きす)めたことに由来しています。また天暦元年(947)に平将門(?~940)の鎧を埋めたことも伝わっています。明治期に摂社として祀られた天神社には享保6年(1721)の銘が刻まれた珍しい狛犬型庚申塔があり、区の有形民俗文化財に指定されています。
次回の停車駅は東中野駅です。


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※スタンプは紛失・摩滅・取替などの事情により、ない場合もございますのでご了承ください。また、駅員のいない時間帯は押せないこともありますのでご注意ください。

スタンプ物語34・四ツ谷駅

国宝指定の迎賓館はじめ

明治以降の建築物に注目

中央線の快速停車駅・四ツ谷は、JR駅名では大きい「ツ」を用いますが、しばしば小さい「ッ」と混同することもあり、住居表示では「四谷」となります。西は赤坂口、東は麹町口・四ッ谷口とありますが、スタンプは四ッ谷口の改札外にあります。
印影はなんとも欲張りで3つのスポットが描かれています。一つ目の迎賓館は駅から徒歩7分のところにあり、明治42年(1909)に東宮御所として建てられた洋風建築物。外国からの賓客に対し、宿泊その他の接遇を行うために設けられた国の施設です。平成21年(2009)12月には明治以降の文化財としては初めて国宝の指定を受けました。通常は非公開で毎年夏季に抽選による参観も行われています。参観方法についてはこちらをご覧ください。

二つ目の聖イグナチオ教会(左)は駅から徒歩5分。上智大学の構内にあるカトリック・イエズス会の教会です。昭和24年(1949)に創立された大規模な聖堂で、儀式などがあっても一般に開放されているようです。これも詳しくはこちらをご覧ください。
三つ目の四谷見附橋(右)は、四ツ谷駅ホーム中ほどからみえる赤煉瓦の壁と薄緑色の力強い鋼鉄製のアーチが上の橋を支えており、この上が新宿通りになっています。大正2年(1913)に竣工したこの橋は、老朽化と新宿通りの交通量増加に伴い、昭和62年(1987)から架替工事が開始され、平成3年(1991)に新しい橋となりました。古い橋は長池公園(八王子市別所2丁目)の池上に移設されています。幅員はかつての2倍となり、橋の親柱に付いている橋灯などに往時をしのぶことができます。

このほかに四谷見附橋の欄干はじめ、東京市電5000形レプリカ(左)などが展示されている新宿歴史博物館や、幕末の剣客・榊原鍵吉(1830~94)の墓(右)がある西応寺、伊賀の頭領・服部半蔵正成(1542~96)の墓がある西念寺などが近くにあります。
次回の停車駅は信濃町駅です。


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※スタンプは紛失・摩滅・取替などの事情により、ない場合もございますのでご了承ください。また、駅員のいない時間帯は押せないこともありますのでご注意ください。
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スタンプ物語33・市ヶ谷駅

皇居外濠に面した駅

近くには八幡宮が鎮座

スタンプの市谷亀ヶ岡八幡宮は、駅から外濠に架かる市ヶ谷橋を渡ってすぐのところにあります。江戸城を築いた太田道灌が文明年間(1469~87)に鎌倉の鶴岡八幡宮から勧請して創建した由緒ある神社で、参道の石段を少し登ります。本殿前の銅鳥居は、文化元年(1804)に鋳物師西村和泉政平によって造られました。他にも太田道灌が所持していたという軍配団扇(非公開)が保管され、ともに新宿区の指定文化財になっています。

市ヶ谷は「谷」がつくように坂の多いところです。中央本線の飯田橋~市ヶ谷間は皇居外濠に面しているので、水面に映える桜や新緑が乗客を和ませてくれます。それにしてもJRと都営の駅名は「市ヶ谷」なのに、東京メトロは「市ケ谷」と非常にややこしく、さらに住所表記では市谷と「ヶ」の字が抜けてしまうのです。

近くには大蔵省が管理し日本最古の印刷機がある印刷局記念館、幕末以降の国内外での戦争・国事で亡くなった英霊を祀る靖国神社などもあります。靖国神社の広大な境内には明治26年(1893)に造立された日本初の西洋式銅像である大村益次郎像(左)や、江戸幕末三大道場のひとつ神道無念流の練兵館跡(右)などもあり、合祀された英霊の遺品や戦争で使われた兵器などを展示する遊就館(拝観800円/9時~17時30分〈10~3月は~17時〉/無休)も見ごたえがあります。
次回の停車駅は四ッ谷駅です。


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