保存航空機と保存鉄道車輛の両方がある南国九州の街

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[場所]鹿児島県鹿屋市

鹿児島県の鹿屋市は、いまでこそ鉄道が通っておらず、したがって駅もないが、かつては志布志駅と国分駅を結ぶ国鉄大隈線が鹿屋市には通っていて、同線がJR発足直前の1987年3月14日付で廃止されるまでは同市内には駅があった。
このことを後世へと伝えるために、大隈線鹿屋駅跡地に隣接した場所に「鹿屋市鉄道記念館」が1988年9月28日に開館。ここにはキハ20形気動車やモータカーなどが保存展示されている。

鹿屋駅があった場所は、現在鹿屋市役所になっているので、鹿屋鉄道記念館は同市役所の敷地に隣接しているともいえる。腕木式信号機があるのも嬉しい。
気動車はキハ20 441。
館内には、軌道自動自動車・鉄道用品・Nゲージジオラマといった展示物や、写真・資料までも収蔵されていて、過去にこの地に存在した国鉄大隈線の歴史に想いを馳せられる内容になっている。

鹿屋市鉄道記念館
開園時間 9時~16時30分 休園日 月曜日 入園無料
その他の詳細は下記URLにて。
https://kanoyashi-kankokyokai.jp/publics/index/240/

鹿屋市には飛行機好きなら訪れたい場所もある

飛行機好きな方にはいまさらネタとは思うが、鹿屋市には海上自衛隊でかつて活躍した航空機が多数展示されている場所がある。
それは鹿屋航空基地に隣接(実質的には敷地内)する地点に建つ「鹿屋航空基地資料館」で、同館を囲むように敷地内に廃機になった飛行機やヘリコプターが多数保存展示されている。
2022年(令和4年)4月26日に海上自衛隊は創設70周年を迎えた。これを祝して、この度は保存自衛隊機と保存鉄道車輛を展示している鹿屋を、当サイトは鉄道旅系ではあるが記事にさせていただいた。

ヘリコプターはHSS-2Aちどり対潜哨戒機。
■まずは資料館内へ
鹿屋航空基地資料館周囲の屋外に保存展示してある航空機は敷地外からも眺らめるが、資料館開館時間には敷地内から間近に見ることができる。
本記事ではその辺の屋外展示機は後ほど見るとして、まずは屋内から見学していこう。

零戦52型丙。
零戦用エンジンの栄発動機二一型。宣伝になるが、筆者はユーチューブに「零戦52型 栄エンジンのアイドリング音」をアップしてあるので、合わせて聞いていただけると臨場感が増すかも知れない。
P2対潜哨戒機のコクピット。
HSS-2B(S-61A)救難ヘリコプター。
なお、資料館屋内への入館には記帳が必要なことと、現在は入館数制限を行っているため「事前の入館電話予約」が必須になっている。
鹿屋航空基地資料館
開館時間 9時〜17時 開館日 12月29日〜1月3日を除く毎日
TEL 0994-42-0233(FAX兼用) 入館予約の詳細は下記URLにて。
https://www.mod.go.jp/msdf/kanoya/toukatu/HPzairyou/1-8siryoukann/1-8siryoukann.html

■屋外展示航空機
それでは、鹿屋航空基地資料館の建物の周囲に保存展示されている飛行機やヘリコプターを眺めていこう。
ちなみに、ココでは展示機全機を紹介していない点を予め申し添えておく。

BELL-47G-2A練習機。左後方の黄色いヘリコプターはOH-6J。
KV-107II A-3バートル。
US-1A救難飛行艇。筆者はユーチューブに「2003年観艦式予行 US-1飛行艇 着水離水シーン」の動画をアップしてあるので、ついでに観ていただけたら有りがたい。
P2-Jおおわし対潜哨戒機。
R4D-6Q(C-47)輸送機。機種名は微妙に違うが、筆者はユーチューブに「ブライトニングDC-3 福島空港離着陸&低空飛行シーン」の動画をアップしてあるので、気が向いたら観ていただけたら有りがたい。右後方はP2V-7対潜哨戒機で、星型エンジンがその証し。
左から、S2F-1対潜哨戒機、黄色はKM-2練習機、後ろ姿はSNB-4(JRB-4)練習機、その右奥はB-65練習機、右端はMENTER(T-34A)連絡機。
ナゼ屋外保存展示機の全ての写真を掲載していないのか。実は、筆者が訪問時に全機の写真を撮らなかったからに他ならない。それも何と当資料館のキャラクター「にしきどん」のモチーフになった二式大艇まで撮っていないという大失態をやらかしてしまった。
言い訳になるが、本記事は約4年前に観光気分で訪れた時の写真にて組んでいる。だからといって、これは乗りものカメラマンの看板を掲げている人間としては有るまじき行為である(汗)。
申し訳ないので、二式大艇が以前に東京都お台場にて2004年4月まで保存展示されていた時の写真を載せて、このレポートの〆とさせていただく。

東京お台場に居た頃の二式大艇

東京お台場に居た頃の二式大艇。2004年1月29日撮影。

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。

[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。