駅地下コンコースにある山陽電車型コンビニ

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[場所]山陽電鉄本線 板宿駅

関西の方にはいまさらネタと思うが、山陽電鉄本線 板宿駅 地下コンコースのラッチ外の改札口目ノ前に山陽電鉄6000系クモハ6000形6000の外観デザインを模した“電車型コンビニ”が配置されている。
この店舗は「ローソン+フレンズ山陽板宿ちか店」という店名で、株式会社山陽フレンズと株式会社ローソンの両社共同開発による山陽電車沿線でのコンビニ第4号店として、2016年1月27日(水)に開店した。
なので、冒頭で「いまさらネタ」と記したのは、開店してすでに5年以上も経っているからになる。
まずは、運良くモチーフになった山陽電鉄6000系クモハ6000形6000を、ローソン+フレンズ山陽板宿ちか店の一般的な向きと同じ左斜め前から撮った写真があったのでその姿と、そして電車型コンビニを比較として載せておこう。

飾磨駅へ山陽網干(北西)方から進入する6000系クモハ6000形6000が先頭の編成を使用の上り普通。ローソン+フレンズ山陽板宿ちか店と同ナンバーだが、車輛的には神戸三宮方を向いている。
ローソン+フレンズ山陽板宿ちか店は地下コンコースのラッチ外にあり、前面は山陽姫路・山陽網干(西)方を向いて設置されている。車両番号は「6000」だ。
6000系6000Fは2016年4月27日に営業運転を開始した車輛で、ローソン+フレンズ山陽板宿ちか店とはホボ同時期に誕生したことになる。
なお、上の写真でも説明したが、車輛のクモハ6000形6000は神戸三宮方に連結されているが、電車型コンビニの6000は姫路・網干方を向いて設置されている。
まぁ車輛の向きなどは、どぉでもよいことではあるが…。
それでは、左側をグルッと眺めていこう。

位置的にはラッチ内から改札を出た真ん前に設置。種別は「LAWSON」、行先は「+friends」(笑)。
一瞬ドアに見えるが、よく観察するとダミー(汗)。
サイドのカラーリングは見どころが多い。
次は右斜め前からの姿を並べてみよう。
ただし、右側面は壁にくっついていて見ることができない(存在していないかも知れない)ため、あくまでイメージとしての比較にはなるが…。

須磨駅へ山陽姫路(西)方から進入する6000系6010F使用の上り普通。
副標識はローソン銀行、ヘッドマークはローソン。
なんと正面非常扉が自動で開閉する。そのうえ出入口になっているのだから驚き。
さらに、6000系を真正面から撮った(後追いではあるが…)写真があったので、こちら側も電車型コンビニと同じ向きの構図を並べて載せておこう。

須磨駅から大阪梅田へ向けて発車してゆく6000系6005Fなど6連使用の直通特急。ヘッドマークは「山電須磨浦ロープウェイリニューアル記念」。副標識は「タイガース」で、コレは阪神甲子園球場にてタイガースの試合がある時の一部列車へ掲出される稀少品(なのか?)。知らんけど。
向かって右のいわゆる運転席側ポンタの前にある丸い紺色の物体は制帽で、冠って記念撮影をすることができる。
上写真のポンタが居る位置は撮影コーナーになっていて記念写真を撮ることができる。
電車型コンビニが開店したのが2016年1月だから、インスタグラムが普及拡大していっている時期からの翌2017年には「インスタ映え」が流行語大賞に選定された頃なので、将に時宜を得たアミューズメントスポットと言えそうだ。

営業時間:6時30分~22時
営業日:年中無休

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。


[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。