嵯峨野トロッコ列車2023年の運行計画

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[場所]嵯峨野観光鉄道 トロッコ嵯峨-トロッコ亀岡

JR山陰本線の京都側嵯峨野線嵯峨嵐山駅に隣接するトロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅を結ぶ嵯峨野観光鉄道は冬期間の2022年12月〜2023年2月いっぱい線路や車輛保守のため運転休止させていたが、2023年の運行を2023年3月1日から開始する。

トロッコ保津峡-トロッコ亀岡 間を走る嵯峨野トロッコ列車。左がトロッコ嵯峨方、右がトロッコ亀岡方。車輛は左からDE101104、5号車リッチ、4号車→1号車。写真は2021年撮影のためイメージ。
運行予定期間は、2023年3月1日(水)〜12月29日(金)の木曜日〜火曜日(水曜日でも3月1日・8月16日は運転)で、運転区間と時刻は下記URLにて。
https://www.sagano-kanko.co.jp/files/01.pdf

トロッコ嵯峨駅で、奥がトロッコ亀岡方。右がJR嵯峨嵐山駅だが、構内は完全に分かれている。写真は2021年撮影のためイメージ。
2023年 嵯峨野トロッコ列車運行予定日表は下記URLにて。
https://www.sagano-kanko.co.jp/files/23_cal_jp.pdf

JR山陰本線 嵯峨嵐山-保津峡 間の下り線を走行する嵯峨野トロッコ列車。ヘッドライトが灯っているのが推進運転の証し。写真は2021年撮影のためイメージ。
上写真の場所、野々宮踏切からの嵯峨野トロッコ列車の後追い写真。テールランプが灯っているのが推進運転の証し。写真は2021年撮影のためイメージ。
■嵯峨野トロッコ列車名物複線本線逆走(笑)
嵯峨野トロッコ列車が トロッコ嵯峨-トロッコ嵐山 間ではJR山陰本線(嵯峨野線)の線路を走ることは、当サイトの読者の皆さんはご存知だろう。さて、その分岐駅たるトロッコ嵐山駅には下り線と上り線を結ぶ片渡り線がない。 

JR山陰本線下り線を駆ける211系電車。左の本線上に渡り線はない。当然だが、「5場」は赤色現示。写真は2021年撮影のためイメージ。
それでは上り列車はどのようにしてトロッコ嵐山→トロッコ嵯峨へと走っているのか?
実は、上り列車はJR山陰本線の下り線を逆走(正確には嵯峨嵐山駅の場内?)しているため、上り線へ渡る必要がないので片渡り線が設けられていない。

JR山陰本線下り線を逆走(正確には場内?)する嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車。ヘッドライトが灯っているのがその証し。
まぁごく一部のマニアックな人にしかウケない話ではあるが、せっかくなので、あえて記させていただいた。

JR山陰本線下り線を逆走(正確には場内?)する嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車。テールランプが灯っているのがその証し。左の中継信号機は「停止」現示なので、コレはJR山陰本線上り線に従属しているものと思われる。写真は2021年撮影のためイメージ。
なお、2021年8月17日アップ「複線の下り線を逆走する下り列車」でそのレポートを掲載しているので、合わせて読んでいただけたら有りがたい。

■3月中旬より「春のライトアップ・イルミネーション列車」を運行
本記事アップ日時点ではまだ正式発表がないが、3月中旬より嵯峨野観光鉄道線にて「春のライトアップ・イルミネーション列車」を運行するらしい。発表が有り次第、ココに追記する予定でいる。
※2023年3月8日筆者追記:嵯峨野観光鉄道線「春のライトアップ&イルミネーション列車」運転日…3月18日(土)・19日(日)・25日(土)・26日(日)・4月1日(土)・2日(日)・8日(土)・9日(日)。

嵯峨野観光鉄道HP
https://www.sagano-kanko.co.jp/index.php

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。


[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。