「車窓案内」タグアーカイブ

100年以上前に造られた現役のレンガアーチ跨線橋と復元関所

鉄道が主役の旅スタイルを応援する見どころ案内
[場所] JR中央本線 贄川-木曽平沢

JR中央西線 贄川-木曽平沢 間、というか贄川駅から南(名古屋寄り)に300mほどの地点にレンガアーチの跨線橋があり、レトロな佇まいの風景を作りだしている。この橋は中央本線の塩尻-奈良井 間が開通したと同時の1909年(明治42年)の竣工で、すでに100年以上使用されている。そんな歴史のある跨線橋なので、1989年(平成元年)に補修整備され、現在は「関所橋(メロディー橋)」とも呼ばれ、国道19号から文化施設である贄川関所への道しるべとしてランドマークになっている。 続きを読む

標準軌とサブロクの異ゲージが交叉する場所

鉄道が主役の旅スタイルを応援する見どころ案内
[場所] JR奥羽本線 羽前千歳駅
JR奥羽本線(山形線) 山形-羽前千歳 間が軌間1,435mmゲージの標準軌と軌間1,067mmゲージの異なるゲージの単線並列線になっていることは当サイトの読者ならご存知と思う。そしてそんな特殊な区間なので2017年12月26日アップの「お堀端を走る単線並列線」(←その記事はココをクリック) で、そこの一部区間ではあるが紹介しており、その記事の中ではほぼ南北に走る線路の西側が1,067mmゲージで、東側には1,435mmゲージが並んで敷設されていることを伝えている。 続きを読む

お堀端を走る単線並列線

鉄道旅を一層たのしくする車窓・施設案内シリーズです。
[場所]JR奥羽本線 山形-北山形
JR奥羽本線(山形線) 山形-北山形 間には山形城跡(霞城公園)の堀端を通る部分が600mほどある。
お城の堀端や堀の中を走る鉄道は東京のド真ん中や香川県の高松にもあるし、過去にあった場所では、空堀も含めれば、上田交通真田傍陽線や名鉄瀬戸線は有名で、いまでも廃線跡を見ることができる。なので、堀端を通るだけなら決して珍しくはないが、JR奥羽本線 山形-羽前千歳 間は異なるゲージの単線並列線になっており、結果この山形城跡の堀端を通る線路も当然異ゲージ単線並列線になっている。 続きを読む

新幹線の線路を走った私鉄電車

鉄道が主役の旅スタイルを応援する見どころ案内
[場所] 阪急電鉄京都線 上牧-大山崎
新大阪駅からJR東海道新幹線の上り列車に乗ると、22kmくらいの地点で左から標準軌の複線線路が寄り添ってきて約4kmの間並行する。この線路が阪急京都線なことは、阪急電車が好きな方や関西の方ならご存知のことと思う。また電車好きの方ならば、東海道新幹線に乗車した時、この区間で阪急電車と並走するかも知れないとワクワクするのではないだろうか。 続きを読む

駅前などにある鉄道系展示品を訪ねる(4) 宮城県・利府駅

鉄道旅を一層たのしくする車窓・施設案内シリーズです。
[場所]JR東北本線 利府駅周辺
駅なかや駅近の鉄道にまつわるオブジェやモニュメントを訪ねる不定期シリーズです
JR東北本線の利府駅は、いまでこそ枝線の終着駅ように見えてしまうが、かつては線路がここから先の現・品井沼駅までつながっており、東北本線の中間駅だった。ところが、この利府-品井沼 間には16.7‰の勾配があり、これを避けるために1944年11月15日に「海線」と呼ばれる 陸前山王駅 を経由する迂回線が開通、従来の線路は「山線」と呼ばれるようになった。さらに1962年4月20日には山線の松島-品井沼 間が廃止、同年7月1日に利府-松島 間が廃止され、この時に利府駅は枝線の終着駅になった。 続きを読む