能勢電鉄妙見の森タイムカプセル発掘イベント9月16日開催

発掘イベントは能勢電鉄開業110周年記念妙見の森フェスティバルの主軸行事

[場所]妙見の森ケーブル ケーブル山上駅東約150m

兵庫県の妙見の森ケーブルが2024年6月24日(月)をもって廃止されることは、2023年7月1日アップの「妙見山ケーブルカー廃止まで1年を切った!!」で報じたが、その記事の中で触れた「能勢電鉄開業100年記念」のタイムカプセルの発掘日が2023年9月16日(土)に決まった(小雨決行・荒天中止)。

ケーブル山上駅の東約150mの位置に建設された「北極星入口」駅のオブジェ。「能勢電鉄との共同制作」とのことで、鉄道線の頭端らしく車止め標識がしっかり付けられているのも注目点。
タイムカプセルの発掘行事は能勢電鉄開業110周年記念 妙見の森フェスティバルの主軸になるイベントとして行われるプログラムで、行事名は「妙見の森タイムカプセル~10年後のあなたへの贈り物~発掘イベント」と銘打っている。

線路は北辰へ向かって伸びている。隣駅の駅名はズバリ「北極星」。手前右のプレートの下にタイムカプセルが埋設されているらしい。
■能勢電鉄開業110周年記念 妙見の森フェスティバル開催概要
そのタイムカプセル発掘イベントを主軸にした「妙見の森フェスティバル」の開催概要は以下の通り。
主催 能勢電鉄株式会社
日時 2023年9月16日(土)・17日(日) 10:00~15:30(小雨決行・荒天中止)
場所 妙見の森 ふれあい広場一帯
参加料金 無料(一部に有料イベントあり)
行事内容・プログラム・問い合わせ先などは下のチラシを参照。

画像:能勢電鉄株式会社
チラシへのリンクは下記URLにて。
https://noseden.hankyu.co.jp/news/2864c71067e4c3f.html

妙見の森フリーパス発売中

「妙見の森フリーパス」は、すでに発売されている現在発売中のフリーパスなのでイマさらネタだが、この際だから2023年12月3日(日)まで発売の「妙見の森フリーパス」を紹介しておく。
このパスは、各社版(3種)指定区間+妙見の森ケーブル+妙見の森リフトが1日乗り放題のフリーパスで、+優待施設での各種特典も付いてくるというモノ。
各社版指定区間は、「能勢版」能勢電車(全線)、「阪急版」阪急電車(全線※)+能勢電車(全線)、「大阪モノレール版」大阪モノレール(全線)+阪急電車(全線※)+能勢電車(全線)。※神戸高速線を除く

能勢電鉄の「妙見の森フリーパス」の車内広告は、阪急電車の車内にも掲げられている。
各社版の発売額および詳細は下記URLからのリンクにて。なお各版とも大人のみの設定になっている点、および妙見の森ケーブル・リフト・各施設は毎週水・木曜日が休業日(祝日は除く)なことを、念のため申し添えておく。
https://noseden.hankyu.co.jp/railway/freepass.html

上写真を見て解る通り、発売期間が2023年12月3日(日)までなので、考えようによっては、少なくともこの日までは妙見の森ケーブルカーが年内運行される(冬期間は運休のため)ことが想定できる。

ここに掲載の内容はアップ日時点の情報になります。その後に状況の変化や、変更があった場合にはご容赦ください。

※2023年9月23日筆者追記:能勢電鉄株式会社より2023年9月22日に「妙見の森関連事業および索道線(ケーブル)の廃止日を2023年12月4日(営業最終日12月3日)に繰り上げる旨の廃止届を近畿運輸局長宛に提出いたしました。」の発表がありました。

[寄稿者プロフィール]
秋本敏行: のりものカメラマン
1959年生まれ。鉄道ダイヤ情報〔弘済出版社(当時)〕の1981年冬号から1988年までカメラマン・チームの一員として参加。1983年の季刊化や1987年の月刊化にも関わる。その後に旧車系の自動車雑誌やバイク雑誌の編集長などを経て、2012年よりフリー。最近の著書にKindle版『ヒマラヤの先を目指した遥かなる路線バスの旅』〔三共グラフィック〕などがある。日本国内の鉄道・軌道の旅客営業路線全線を完乗している。