鉄道旅を一層たのしくする車窓・施設案内シリーズです。
[場所]近鉄奈良線 大和西大寺-新大宮
近鉄奈良線の下り電車に乗ると、大和西大寺駅を出発して600m程の地点から約1kmの間、奈良県の県都中心間近とは思えないような平原が広がる光景が展開する。関西の方や史跡に興味がある方ならいまさらのネタと思うが、ここが『平城宮跡』で、1998年12月に「古都奈良の文化財」のひとつとして世界遺産に登録されている。このような場所の真っただ中を近鉄奈良線が東西に横断しているからこそ眺められる景色なのだ。 続きを読む
大井川鐵道 井川線が2017年3月11日(土)より全線運行再開
[場所]大井川鐵道 井川線 接岨峡温泉-井川
静岡県の大井川鐵道 井川線は、2014年9月2日に閑蔵駅付近で起こった土砂くずれのため、同日より接岨峡温泉-井川 間が不通になり、千頭-接岨峡温泉 間での折り返し運転を行なっていたが、復旧工事が完了し、2017年3月11日(土)の初列車より 千頭-井川 間で平常運転が再開される。実に922日ぶりの全線運行になる。
そして、この井川線全線運行再開に合わせて、3月11日(土)・12日(日)に千頭駅をメイン会場としてイベントも開催される予定だ。 続きを読む
かつて東海道線が稲荷駅を通っていた名残り
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[場所] JR奈良線 稲荷駅など
当サイト2016年8月にアップした『敦賀港駅のランプ小屋の改修が完了!!』の記事(その記事はここをクリック)の中で、そのランプ小屋を「現存最古級の鉄道建築…」と「級」の字をあえて添えさせていただいたのには訳がある。それは、これより旧いランプ小屋が、JR奈良線 稲荷駅に遺っているからに他ならない。 続きを読む
窓に浮かび上がる、消えた長野駅1番線
鉄道旅を一層たのしくする車窓・施設案内シリーズです。
[場所] JR信越本線など 長野駅
「長野駅には1番線がないのを知っていますか?」のキャッチフレーズもあって最近話題になっている、 廃止になったプラットホームや線路が窓に浮かび上がる場所が長野駅にある。 続きを読む
札沼線沿いに今なお残るハエタタキ
鉄道旅を一層たのしくする車窓・施設案内シリーズです。
[場所]JR札沼線 浦臼-下徳富
「ハエタタキ」とは、ひと昔前の頃の線路脇に立ち並んでいた電柱のことで、それに単芯ケーブルが幾本も渡されて駅間を結び、鉄道電話などの通信に利用されていた。この形状は駅が多い幹線の電柱になると腕木(横棒)が長くなり、さらにその本数も増えるため、ここに付いた碍子とも相まったこの形が蝿叩きに似ていたことから、こんな俗称が付けられた。しかし、通信ケーブルの多芯ケーブル化により徐々に数が減り、現在では単芯ケーブルが張られた姿は、もう見られなくなったと思われていた。
しかし、その姿を見られる場所がまだあったのだ。 続きを読む