「連載記事」カテゴリーアーカイブ

群馬でラックレールに出遭う旅…ぐんま信越線西部篇

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[場所]JR信越線 磯部-横川

信越本線 横川-軽井沢 間(以後「横軽」と表記)は片勾配の急勾配区間の難所で、かつてEF63形ELを補機につける粘着運転を開始する以前には、ラックレールを使用したアプト方式鉄道により急勾配を越えていたことは当サイトの読者ならご存知と思う。年代的には、粘着方式の新線が1963年7月15日に開通し、その後2ヶ月半ほどの粘着方式とアプト方式の旧線との併用期間を経て、同年9月30日に旧線が廃止になり、これにより横軽のアプト方式区間が解消された。さて、この旧線に敷設されていたラックレールだが、意外なモノになって群馬県内の数ヶ所で見ることができる。 続きを読む

境内地を通る踏切を訪ねる…静岡県・石部神社

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[場所]JR東海道本線 用宗-焼津

神社お宮の境内を横切る鉄道線路の踏切を訪ねる元旦シリーズです

全国の鉄道路線の中には神社やお宮の境内地に踏切が通っている場所がタマにある。そしてその景色って「ナゼここに!?」って意外性があり不思議な気分にさせてくれる。
当サイトでは、そのような境内ナカにある踏切を「境内地踏切」と名づけて訪ねる不定期シリーズを展開しているが、この度2024年1月からの約1年ぶりにご紹介しよう。
ということで、登場するのは静岡県静岡市駿河区に鎮座する石部神社の境内地踏切だ。  続きを読む

西武秩父線↔︎秩父鉄道 間の秩父連絡線に乗る

国内鉄道旅客営業路線全線踏破を目指しているなら、必乗の区間!?

[場所]西武鉄道 横瀬↔︎秩父鉄道 お花畑・秩父鉄道 影森↔︎西武秩父

タイトルに「西武」の文字が入っているので「4連続でまたまた野球ネタか?」と思った方…さにあらず。この度は純粋に鉄道ネタ。さて、本題を始めよう。
国内の鉄道の旅客営業路線の全線踏破を成し遂げた方は多いと思う。その人たちにはイマさらネタだろうが、現在その全線踏破を目指している人にとっては、他社間の連絡線乗車のルールをどぉするかが案外悩みドコロなのではなかろうか? と、そのような区間の一つが、この度紹介する西武鉄道↔︎秩父鉄道連絡線になろう。 続きを読む

阪神武庫川線の「野球」がテーマの電車たち

タイガース号・甲子園号・TORACO号・トラッキー号

※筆者都合により、「甲子園号」の写真は未掲載な点を先に記しておきます。ご理解ください。

[場所]阪神武庫川線

阪神電車沿線の方はイマさらネタとは思うが、阪神武庫川線には「野球」をテーマにした装飾を施した電車4編成が運行されている。と、この出だしながら実のトコロ、筆者はそのうちの1編成である「甲子園号」をまだ撮っていない。本来ならば4編成の写真が揃ってからこの話を記事にすべきであろうが、前回に阪神タイガースファーム施設「ゼロ カーボン ベースボール パーク」開業を報じたので、その流れもあり良いタイミングなので、4編成のベストな写真すべてが揃う前に記事をアップさせていただいた(汗)。 続きを読む

天井川の掘削?トンネル探訪(8) JR学研都市線・ミツマンボ

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[場所]JR片町線 京田辺-同志社前など

天井川の鉄道隧道の中でも掘削トンネルを
特に限定で訪ねる不定期シリーズです
…が、この度はアーチ型「跨線水路橋」をご紹介

本記事で取り上げる路線の正式名は片町線だが、愛称に学研都市線が設定されているので、表題回りの[場所]は正式名を使用したが、メインタイトルにはせっかくなので愛称を記してみた。なお文中では片町線を使用していく。記事の統一性がないが、賢明な読者の方なら同じ路線を指していることを理解していただけると思う。さて、そんな片町線には天井川を潜る天神川隧道があり、2020年10月23日アップ「天井川の掘削トンネル探訪(3)」で紹介しているが、跨線水路橋にまで範囲を広げれば、天井川を潜る区間はそれなりに存在している。
そのうちの一つ、京田辺-同志社前 にある「ミツマンボ/馬坂川跨線水路橋」を紹介させていただく。 続きを読む