「連載記事」カテゴリーアーカイブ

ノーズ可動式分岐器が間近に見られるスポットが東急線に出現

鉄道旅を一層たのしくする車窓・施設案内シリーズです。
[場所] 東急電鉄東横線 祐天寺駅
東急電鉄では新線に切り替えられる際にノーズ可動式分岐器(ポイント)が一部ではあるが採用されつつあり、東横線 田園調布駅・菊名駅、大井町線 自由が丘駅、田園都市線 高津駅・あざみ野駅などにすでに設置されている。しかしこれらは高架や築堤、切り通し部分や、地平でも通常は動くことがなかったりといった位置にあるため、可動シーンを間近で見るにはかなりつらかった。ところが、ノーズ可動式分岐器の可動シーンを間近に見られるスポットが東横線に間もなく出現する。それは、祐天寺駅で、この駅では2017年3月供用開始予定で通過線を新設する工事が進められているが、その分岐器にノーズ可動式が採用されるからだ。 続きを読む

雨晴海岸の名の由来の岩

鉄道旅を一層たのしくする車窓・施設案内シリーズです。
[場所] JR氷見線 越中国分-雨晴
富山湾西岸を走る氷見線は、観光列車「べるもんた」が運行される程の景観路線だが、その中でも越中国分-雨晴にある雨晴海岸は絶景区間と言われている。富山湾に突き出した岩礁の先に北アルプス立山連峰の雪山を望む写真を見たことがある方は多いと思うが、それが将に雨晴海岸だ。 続きを読む

北三陸鉄道リアス線 袖が浜駅を訪ねてみた

鉄道旅を一層たのしくする車窓・施設案内シリーズです。
[場所] 三陸鉄道北リアス線 堀内駅など
2013年4月~9月にNHKで放送された連続テレビ小説『あまちゃん』は、北三陸鉄道リアス線沿線が舞台となり、ヒロインの天野アキは「袖が浜駅」が最寄りの袖が浜海岸の漁師町に住んでいるという設定になっている。しかし、そんな名の鉄道や駅が存在しないのは、当サイトの読者なら百も承知であろう。
そこで「袖が浜駅」と袖が浜海岸のモデルになった場所の位置関係を見聞したく訪ねてきた。 続きを読む

日本で現役唯一の跳開式可動鉄道橋梁

鉄道旅を一層たのしくする車窓・施設案内シリーズです。
[場所] JR関西本線 四日市-旧・四日市港

国内で唯一の可動している跳開式鉄道橋梁がJR関西本線 四日市-旧・四日市港(現在はJR四日市駅の構外側線)間にあることは、ここにDD51形の定期運用がある貴重な区間としても有名なため、当サイトの読者の方ならだいたいは知っていると思う。
JR四日市駅から南東へ1.5kmくらいの所にあるこの可動橋は『末広橋梁』といい、経済産業省から近代化産業遺産に2009年(平成21年)2月23日に認定されている。また2015年7月24日には日本機械学会の機械遺産第70号に認定されている。 続きを読む

函館本線脇に建つトレインビューの一軒宿温泉

鉄道旅を一層たのしくする車窓・施設案内シリーズです。
[場所] JR函館本線 江部乙駅前

函館本線の下り列車に乗ると、江部乙駅を過ぎた右手に一軒宿の温泉がチラリと見える。これが今回紹介する『えべおつ温泉ホテル』の本館になる。そもそも、このホテルを紹介しようと思ったのは、列車の車窓から見えるということは、宿の部屋からも列車が眺められるのではないかと考えたのが切っ掛けになる。ということで、どんな感じに見えるのかを確認したく、6月下旬の夏至の頃に泊まってみた。
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